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採用コンサルタントが語る!美容師採用に効果的な3つの母集団形成手法

こんにちは!
リクサポ運営局です!

新しいスタイリスト、スタッフを採用しようとしたときに、もっとも躓きやすいステップが母集団形成です。応募者を獲得することが難しい環境において、数ある手法からどれを選択すればいいのでしょうか?前回に引き続き、美容師採用のためのノウハウを採用コンサルタントの方へのインタビューをもとに、美容師採用のステップの中でも最も重要な「母集団形成」について、3つの手法をご紹介します。

美容師採用における母集団形成の重要性

美容師採用において最も難しく、重要なステップが母集団形成になります。

その難しさの要因は美容室業界の慢性的な人手不足にあります。美容室に対して常に美容師が足りていないという状況に加え、離職率が高く、定期的に採用活動を実施しなければならないという負のスパイラルに業界的に陥ってしまっているためです。

このように応募者を集めることが難しい環境下では、母集団形成に非常に多くの時間とコストを擁してしまいます。求人サイトに掲載してもなかなか応募が来ないので、オプションを使ってコストが想定よりかかった。コストを抑えるために成果報酬制のサービスに登録したが、一向に応募者が来ずに1年が過ぎてしまった。など、母集団形成における失敗がサロン経営に与える影響は小さくありません。どのようにすればうまく応募者を集めることができるのでしょうか?

美容師採用における母集団形成のポイント

後ほど詳細に説明しますが、母集団形成の方法には大きく以下の3つがあります。

  • 求人サイト掲載

  • 人材紹介サービス

  • リファラルリクルーティング

採用の目的に合わせてこれらの3つの手法をうまく組み合わせることで円滑な母集団形成を図ることが可能になります。

例えば、複数人の美容師を定期的に採用し続けるのであれば、求人サイトに掲載することによって一定期間つねに応募者に対してリーチすることができます。また、スケジュール的に緊急ではない場合には、サロン内で応募者の紹介プログラムを企画するなどリファラルリクルーティングによる採用を行ってもいいかもしれません。無駄なコストをかけたくない、サロンにマッチした美容師を採用したいといことでしたら、成果報酬制の人材紹介サービスを活用してもいいかもしれません。

このように、採用における目的やかけることのできる予算や工数によって手法を最適化することが、母集団形成を成功させるポイントになります。それでは、各手法について詳しく見てみましょう。

求人サイト掲載

母集団形成としてもっとも一般的な手段が求人サイトへの掲載ではないでしょうか。ホットペッパービューティーやリジョブ、リクエストQJなどが大手の求人サイトになります。

求人サイト掲載のメリット

求人サイトへの掲載をするメリットは、掲載すれば多くの応募者に自サロンを知ってもらうことができる点です。先ほど挙げた大手求人サイトでは、多くの求人が集まっており、その結果多くの美容師が求人を探しにサイトを訪れます。自社ではなかなか難しい、多数の応募者へのリーチを実現できる点が最大のメリットといえるでしょう。

また、一度原稿を書いてしまえば基本的に待っているだけでよく、応募者の管理などもサイトのツールを用いることができるので、比較的工数をかけずに応募者を集めることができます。

求人サイト掲載のデメリット

求人サイト掲載のデメリットは、掲載サロン数が多いため、思ったよりも応募が集まらないという点。応募が集まっても他のサロンへ流れてしまうという点があります。多くの応募者が訪問する大手の求人サイトですが、その分、非常に多くのサロンが掲載されています。ホットペッパービューティーやリジョブでは関東圏で3,000件以上の求人が、リクエストQJも1,500件近くの求人が掲載されています。また、求人サイトへの掲載は、掲載するだけで費用が発生することが多く、一人も採用できなくても費用だけがかかってしまうということも起こってしまいます。

求人サイト掲載がおすすめのサロン

求人サイトへの掲載がおすすめのサロンは、ある程度採用に費用をかけることができる予算を持っているサロンや複数名のスタッフを採用しなければならない大手のサロンです。

サイトの掲載料に加えオプションの費用などが掛かる場合が多いため、ある程度採用に予算をかけられるサロンが向いています。また、固定費用は掛かってしまいますが、複数人を採用することができれば結果的に一人当たりのコストは抑えることができるので、ある程度の数を採用するサロンには向いています。

人材紹介サービス

人材紹介サービスは、転職エージェント会社が美容師を紹介し、採用が決定した時点で費用が発生する成果報酬型のモデルになります。美容室以外の業界では一般的に転職者の2割から3割を成果報酬金額として請求する場合が多いですが、美容師においては、採用成功で30万~40万円、または、月給の1.5~2か月とする場合が多いようです。

人材紹介サービスのメリット

人材紹介サービスのメリットは何といっても成果報酬による課金という点です。採用が成功しない場合費用が発生しないのでリスクが少なく採用活動を行うことができます。また、1か月以内に応募者が離職してしまった場合は、その一部を返金するという商習慣がありますので、万が一ミスマッチで早期離職してしまってもある程度のリスクヘッジが可能です。

人材紹介サービスのデメリット

成果報酬による課金形態でリスクが少ないことがメリットですが、紹介会社が持っている応募者が少ない場合には、十分な応募が来ない場合があります。また、複数人を採用しようとすると人数に応じてコストがかかってしまうので、求人サイトで応募をかける場合に比べコストが高くなる可能性もあります。

人材紹介サービスがおすすめのサロン

人材紹介サービスがおすすめのサロンは、低予算で1~2名など少人数を採用したいというサロンです。

一人当たりの採用単価が決まっているため、予算組もしやすく、よけな出費を考えなくてもいいので低予算での採用を実現することが可能です。人材紹介サービスは大手から中小まで多くの企業が手掛けている場合が多いので、複数のサービスに登録して応募者を獲得できるようにしましょう。基本的な運用コストがかからないため、多数の企業に登録することで応募者の数を担保することが可能です。

リファラル・リクルーティング

リファラルリクルーティングとは、サロンで実際に働いているスタッフの紹介で応募者を集める手法のことを言います。

リファラル・リクルーティングのメリット

リファラル・リクルーティングのメリットは、採用コストがほとんどかからない点、人材のミスマッチが少ない点があげられます。

サロンスタッフからの紹介で応募してくるため、基本的に外部に支払うコストはかかりません。多少インセンティブのためにスタッフへ謝礼を支払うことがありますが、求人会社への支払いに比べると格段に安価ですみます。また、実際にサロンで働いているスタッフからの紹介となるため、サロンへの適性がある応募者が多いこともメリットです。入社後も紹介したスタッフが積極的にフォローしてくれるなどミスマッチが少なく採用できます。

リファラル・リクルーティングのデメリット

リファラル・リクルーティングのデメリットは、応募者を集めることが難しい点にあります。

「知人の美容師で転職したい人を紹介してください!」と周知したところで、そう簡単にはスタッフからの紹介は集まりません。スタッフ一人一人に対して採用活動への協力意識を持ってもらい、実際に紹介してもらうために動かさなければなりません。金銭的なコストがかからない一方で人的な工数は発生してしまうのもデメリットの一つです。

リファラル・リクルーティングがおすすめのサロン

リファラル・リクルーティングがおすすめのサロンは、ある程度の規模をもったチェーン展開しているサロンです。

1店舗単位でみると年間で数人あるかないかかもしれませんが、所属している美容師が多いため、すべての店舗で展開することで多数の応募を集めることも可能です。社員紹介のプログラムを仕組み化することができれば、採用コストを一切かけることなく安定した採用活動を実施することが可能です。美容室ではないですが、Googleなどは中途採用のほとんどが社員からの紹介といわれていて、過去膨大な予算をかけていた採用活動にほとんど費用をかける必要がなくなったといわれています。

自分のサロンにあった母集団形成を行うことが大切

今回は3つの母集団形成手法を見てみましたが、いかがでしたでしょうか。

各手法それぞれにメリット、デメリットがあり、適しているサロンの特徴も異なってきます。また、各手法をうまく組み合わせることで安定した採用活動を実現することが可能になります。例えば、求人サイトに掲載しながらも、人材紹介サービスも併用することで短期的に一定のコストで採用を成功させる可能性を高めることができます。サロンごとに異なる採用要件に合わせて、あなたのサロンに合った母集団形成の手法を選択してください。

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