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夫の懐の深さを感じたGW

関西から引っ越して半年が過ぎたが、いまだに私はこちらに友達がいない。

したがって、話し相手は夫だけなのだが、意外と(?)飽きずに暮らしている。

夫は旅と鉄道と道路と巨人が好きで、機嫌がいいときはず~っとしゃべる系男子である。忘れ物が多いなどのおっちょこちょいな面もあり、小学生がそのまま大人になったような憎めないピュアさがある。

GWやお盆、年末などの長期休みは、自前のJR時刻表をせっせと私の前に並べ、「こういう日程で親戚巡りがしたい!」とか「(私が行きたいと言っていた)○○へ18きっぷでこういう風に行くのはどう?」とキラキラした目でプレゼンするような人である。
うっかり鈍行のみでの札幌~函館の旅を了承してしまった時には後悔した。7時間の鉄道旅に、お尻が4つに割れるかと思った。

結婚するまでの私は、いかにいい旅館に泊まってゆっくり過ごすかに重きを置く旅しかしたことがなかったので、現地までの移動手段を含めた旅程に命を懸ける夫は新鮮であった。
付き合った頃はエェ・・みたいな旅程を提案されることもあったが、そこは私の顔色を見ながら彼なりにいい塩梅を模索してくれていた。感謝。

そんな夫が、今年のGWの11連休(4/26から休暇)を旅行なしで過ごしたのだ。理由は主に私のつわりが不安だったためだが、さすがにストレスがたまり、喧嘩の1つや2つはするだろうと思っていた。

予想通りGW終盤になるにつれ私の吐き気はひどくなり、夕方の晩御飯制作がなかなかにキツくなっていった。
逆に、朝~昼はかなり元気で、食欲もあり、外にも出られた。
しだいに買い物や散歩は午前中に楽しみ、午後は野球のデーゲームを見ながらのんびり過ごす(私は寝落ちする)がルーティーンになっていた。

このGWで、わたしの体調サイクルが掴めてきたのは非常に大きかった。
つわりで1日中体調が悪く、寝込んで何も家事ができない・・といった話も耳にしていたので、夕方だけ吐き気がある私は比較的ましな方なんだと思う。

夫は私の心配をしつつ、夕食を作ったり洗い物をしたり献身的に動いてくれて大変ありがたかった。冗談でなく毎日拝んでいた。

主婦なのに家事すらできない・・・とめそめそしてしまいがちになるが、そんなことを考えていても何も進まないので、辛いときは潔く手を借りて暮らしていこうと思う。

そんなこんなで、喧嘩もなく、穏やかに日々を過ごしたGWであった。


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