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シリコンバレーの常識!!サービスの設計には『七つの大罪』の理解が必要?!

この世はビジネス戦国時代。
人間は昔から変わらない。欲にまみれ欲に溺れていく。
人間は罪深いのだ。

しかし、ヒットするサービスは人のこの欲をうまく刺激をしている。
今回はその人の欲「七つの大罪」とサービスについて話していきたいと思う。

これを理解し、自身のサービスは人のどの欲を刺激できるかぜひ考えて活かしていってほしい。

きっとこれまで以上に消費者を虜にすることができるかと思います。


1:欲に溺れた最強の剣士、死に際までクズだった。

みなさんがイメージする武士とは真反対の漢、仏生寺弥助(ぶっしょうじ やすけ)ですが、きっとご存じないかと思います。

そんな弥助の一生を見ればいかに人は欲深いか理解することができます。

そんな弥助は実は初めはただの江戸三代流派の一つ「神童無念流」の道場の風呂たき坊主(稽古後に入る風呂を準備する役目)でした。

いつもその準備をしながら稽古を覗いていた時、興味があるならと一度だけ稽古をつけてもらえることになりました。
しかし、その稽古で才能を見せます。弥助は天才肌だったのです。
これまで覗き見てただけでかなり様になっていたのです。

弥助はそこで認められ内弟子となり稽古にそれからも励み、わずか2年で免許皆伝になったのです。(強すぎてついたあだ名が閻魔鬼神)

免許皆伝とは、奥義を全て習得しましたというもので、何十年いや、生涯かけても取れない人もいる。2年なんて異例すぎる才能。
*高3でバスケ初めて、次の年プロいっちゃうくらいすごいこと、、、

しかし、道場の方針と自分の目指すものと合わずに道場を出る。
家出してハマってしまったのが、ギャンブル、、、
借金もよく作り、以前の道場の後輩に借りに行くなんてことも多々あり、、、

極め付けは、勇士隊(倒幕派閥)で国のために使うというお金もギャンブルやお酒に、、、だけでなく、佐幕(幕府守る派閥)が「資金はこっちの方があるよ」という呼びかけで鞍替え。

そして弥助の最期は、佐幕に行かれては困る倒幕派閥の方々が「呑みを奢る」を餌に呼び、ガバガバ呑んだ後、動きを抑えられ殺されるというあっけないもの。

あれだけ才能に溢れていた弥助が変わりに変わり欲に溺れていった。
ストイック故に知らないギャンブルという世界にどっぷり浸かってしまったのか、、、

それにしても欲は恐ろしいものです。

しかし、現代でもこういうギャンブルだけでなく、至る所のサービスに人の欲を刺激する設計が組まれています。

それをもっと細分化して見ていきましょう!


2:人類の七つの大罪

そもそもタイトルにもある『七つの大罪』って何って思う方もいると思うので先に説明します!

人類の七つの大罪
傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰の七つの人を罪に導く強い欲を指す。
どの欲を用いた漫画(アニメ)で面白いです



2ー1:サービスには「七つの大罪」を意識させよう

さっきの欲をサービスに取り入れて刺激するってどういうこと?!って思うかと思うので、まずこちらをご覧ください!きっと納得いくんじゃないでしょうか?

いかがでしょうか?
私自身にもすごく当てはまる、、、と感じています。

事実、LinkedInの創設者であり、現在は多くのスタートアップを成功に導いているカリスマ投資家のリード・ホフマンによって「七つの大罪」理論は提唱されていて、現在ではシリコンバレーでは、サービス設計の常識となっています。

人がサービスにお金を払うとき、サービスを利用したときは、『今の自分と未来の自分の差を埋めたい時』だと思います。

差を埋めるために利用するし、お金も払うのです。

まずはここをしっかり理解しましょう!!

その上で、「七つの大罪」をくすぐるサービスをしていきましょう。
「七つの大罪」は、人間が本能的に感じる尽きない欲求であり、ビジネス的にもユーザー心理に訴え易いのです。

実際、今この記事を読んでくださってるあなたも、そして私も、先のサービス一覧のその欲にくすぐられ利用していることだと思います。

だからこそ、今事業を行っている、またはこれから設計していく人はぜひそのサービスに「七つの大罪」のうち一つの欲でも刺激することを意識して築きあげていって欲しいなと思います!

*ぜひ、サービス設計時にどの欲が当てはまるか不安な方、悩まれてる方がいましたらぜひ気兼ねなく相談してください。


2ー2:欲の連鎖、中毒を生むためには

サービスを展開していくにあたり、欲を刺激する事業設計の重要性は理解できたかと思います。

続いては、弥助のようにどっぷりギャンブにハマり込み続ける状態、いわゆる「中毒性」を作り出すためのコツを話していきたいと思います。

大切なのは、「探索欲求」「承認欲求」による、モチベーション向上です!

多くの人間は、「周囲の環境を求め、学び、探究し、行動しそれに対し承認」されることで、自主的にそして積極的に行動を起こすのです。

つまり、自分自身で考え行動したことに対し、肯定的なフィードバック、報酬を与えることで、サービスにはハマりやすくなります。

多くのヒットサービスは上手くこれを組み込んでいます!(いいねやシェア、ポイント還元制などなど。でももっと広くフィードバックや報酬は考えていいです。)

今現在設計している事業には、このような「また通いたい!」「また利用したい!」と思わせれるような仕掛けはしていますか?

足りない差を埋めるために利用し、そこで承認されたら、「さらに承認されたい」「これでよかったんだ」ともっと先の未来を見据えて差を埋めるためにどんどんハマっていくのです。

恋だって「もっと好きになってほしい」「もっと見ててほしい」
怠けることだって「もっと、楽したい!何もしなくても叶うを味わいたい」
お金だって「もっと稼ぎたい、稼いで〇〇に行きたい、〜を買いたい」etc,,,

人間の欲は刺激すればするだけ出てきます。

例えば、洗濯機やルンバ(お掃除ロボット)など便利なものがあるけれど、社会が「手洗いするもんだ」とか「掃除楽するものじゃない」と言う風潮で否定されていれば、『怠惰』が実感できても売れないのです。

「家事は機械の時代」と言う風潮だから、「家事は任せてゆっくり好きなことをしましょう」と言う営業で未来に楽ができてる自分が見えれば買います。

「洗濯機は便利!!」「ルンバ持ってるの?!羨ましい、、、」って言われれば、持ってる人は、周りから承認されたと思い、持っててよかったと言う気持ちになります。(周りからの承認なども立派なかった自分への報酬になります)

だからこそ、新作出るたびにチェックし購入したり、人に勧めたりとその『怠惰』を刺激する商品にハマっていくのです。

*これは他の欲にもいえたことです。

3:インサイトには表裏がある!!

ここまで欲望について話してきましたが、なかなか欲望というのは上手く口にはできないものです。

でも口に出せなくて当然です。それがインサイトなんです!そしてインサイトには表裏があります。

インサイトとは
消費者本人も意識していない心の核心部分。ここを突けば行動につながる。
著書:「欲しい」の本質insight より

デビルだからダメとか、エンジェルがいいということではなくて、インサイト、欲望には表裏があるということをしっかりわかって欲しいなと思っています。

例えば、
「承認されたい裏には、卑屈な自分がいたり」
「この場を調和したいと思う裏には、この場を支配(コントロール)できると思ってる自分がいたり」
「何かに強く意欲を持ってる裏には、誰かへの嫉妬があったり」

こんな言葉とは裏腹に隠れたインサイトがあります。
ここを刺激すれば消費者は行動を起こします!!

営業や、アンケートだったりする際はここまで考えた上で相手を向き合っていただければもっと色々気づくことができると思っています!

自身のサービスで突けるインサイト(欲望)をぜひ棚卸してみてください!(私に送ってくださったものに関してはぜひもっと一緒に落とし込めないか一緒に確認しましょう)


4:最後に〜大罪で消費者を虜に〜

欲については理解が深まったかと思います。
もっと、深く欲と事業のことを知るために、今自分が利用している、買っているサービスを導線から何から何まで掘り下げてみて欲しいです。

「なぜ、その商品のたどり着いたのか」、「その商品を見たとき、説明を聞いたときどう思ったのか」、「利用した後どうなることを想像したのか」、「購買後の感情や、その後の変化」などなど価値観や欲も踏まえて落とし込んで、整理してみたいただけるときっと、転用できると思います。

パクるのではなく、自分の事業に考え方を転用してみていただければと思います!

弥助のようにどれでだけ真面目でストイックでも、裏には抱えてたものがありギャンブルはその時の弥助にはブッ刺さり、欲に走った。

誰かにとかではなく、みんなに欲がある。

あなたの商品が届ける「大罪」で消費者を虜にしていきましょう!

最後に、今回もワークというか実践を作ってみました!
ぜひやってみたらInstagramの方まで送っていただけたら幸いです。

人をダメな道に進めるのも欲、でも人を豊かに導くのも純粋な欲。
いい意味でしっかりハマる事業を構築してビジネス戦国時代を勝ち抜きましょう!


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