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強みと弱みは紙一重(後編)

おはようございます。りくです。

ストレングスファインダー三部作の最終話です。

わたしの上位5資質はこちらでした。

1.最上志向
2.収集心
3.ポジティブ
4.適応性
5.指令性

この5つの資質それぞれについて、
「強み」が「弱み」になる瞬間と、
そのときの対策を話してきました。

「最上志向」と「収集心」は(前編)で。

「ポジティブ」と「適応性」は(中編)で。

この(後編)では「指令性」について話したいと思います。
そして、私の強み全般について触れて、まとめとします。

ではいきましょう!

5.指令性

「指令性」をTOP5に持つ人はかなり少なく20人に一人もいないくらいの確率です。「指令性」の影響力は、場に影響を与えて場を支配することで発揮されます。英語では Command であり、「命じる」「命令する」となりますね。
「指令性」の人にとって、何事も自分で選択できることが大事です。自分のやるべきことは自分が決めるのスタンスです。その意味で、自分の選択の余地がない一方的な指示命令は嫌います。
それから、「指令性」を持っている人は基本的に物言いが率直です。回りくどい言い方はしませんし、むしろ嫌いなはずです。なので、「指令性」の人の発する言葉には、自然と力強さが宿ります。ある意味有無を言わせず、相手を従わせてしまう力強さです。そういう部分が、特に何かが膠着していて動きが止まってしまっている時とか、非常事態、緊急事態の際に大いに活かされます。「指令性」は対立を恐れず、むしろ対立を超えたところに得るものがあると考えます

「指令性」はたしかに、上位5資質に入ってる方をほとんど見ません。
日本だからだろうか?と思ったけど、ストレングスファインダーの
受験者全体で少ない発生率ということですから、世界的な傾向か。

わたしにとっては場を支配することが目的ではなく、
「何事も自分で選択できることが大事」
この価値観を支えている一番の資質という気がします。

相手の指示に従うとしても
わたしがどう思っているか、わたしならどうするか。
基本、それを主張せずにスタートしたくないのです。
というか、指示される側はなぜその質問責任を持たないのか?
とすら考えています。

対立するために対立しようと思ったことなど一度もない。
が、健全に対立しようと思っても、
予想以上に対立してしまうことはよくある。笑
それでもわたしの指令性は、じぶんが”らしく”あるために、
わたし自身を指令するかのように、力強さを持っています。

「指令性」の罠は、「影響力」そのものの罠だ

【指令性の盲点】
• あなたの断固たる姿勢や存在感は、あなたにそのつもりがなくても威圧的に見える可能性があります。コーチングやフィードバック、期待値を設定しなければならないときは、特にそのことに留意し てください。
• あなたの言葉には権威を感じさせるため、あなたの意見が最終決定となる場合があります。他の人も貢献する機会を持てるように、彼らの意見を聞いてから自分の考えを伝えることを検討してく ださい。

「強み」が「弱み」に転じるリスク、盲点。
そこに上がってくる内容が、対立に関するものではなく、
威圧や権威に関する話というのがおもしろい。

つまり、指令性をもつひとにとって、対立は当たり前である。だから、
「対立することがあるから気を付けてね」
というのは盲点ではない。

そうではなく、
「対立せずに委縮してしまう人、従ってしまう人がいるから気を付けてね」
これが指令性の盲点ということ。

指令性をもつひとは、その干渉力に注意しなければなりません。
すなわち、「指令性の罠」とは?
「影響力そのものの罠」であるという大きな問いだと考えます。

間違った方向に「影響力」を及ぼさないためにはどうあるべきか?
最後にそれをまとめとして語りたいと思います。

「影響力」を味方にするための3つのスタンス

ストレングスファインダー34資質のわたしの結果をみると、
「最上志向」「指令性」を中心に、「影響力」に偏りがあります。
(その次は「収集心」などの「戦略的思考力」に偏り)

つまり、さきほどふれた「指令性の罠」とは
「影響力の罠」であり、かつ、
わたし自身の強み全般に関する「罠」であることになります。

では「影響力」を強みの軸としてもつわたしが
心掛けるべきことは?
根本的な人間性のスタンスが求められるものであり、
3つの方向性があると考えています。

①常にじぶんの発言・行動に責任を持つ
②常に主語をIではなくWeで全体を考える
③未来のビジョンを語り続ける

①常にじぶんの発言・行動に責任を持つ
影響力を発揮するからには、それが信念の通ったものであり、
ロジカルかつエモーショナルなものでありたい。
だから、責任のない発言・行動は極力とらない。

②常に主語をIではなくWeで全体を考える
影響力を行使するということは、他人を巻き込むことである。
だから、じぶんひとりのために影響力をつかってはいけない。
わたしたちがどうなるのか?という目線であらねばならない。

③未来のビジョンを語り続ける
影響力を及ぼした先になにがあるのか?どうなるのか?
そのありたい姿を語れないと影響力を持つ理由にならない。
じぶんが、わたしたちが、どうなるかを言語化できるようにする。

そんなスタンスをもちながら、
わたしはわたしの資質を愛して、
良い意味で「影響力」を発揮していきたいと思います。

まとめ

「強み」とは諸刃の剣。
暴走すると、それは「弱み」に転じる。
「罠」を回避するためのセルフチェックを持とう。

わたしの場合はこう。

1.最上志向
「あ、いま最上志向がマウントして、(他人に)求めすぎちゃってない?」
2.収集心
「あ、いま収集心が暴れて、ノイジーになってない?」
3.ポジティブ
「ここでポジティブ出すには信用貯金足りてないか?」
「ネガ比率高いからポジティブはまだ早いか?」

4.適応性
「適応性を発揮して相手はハマってくれるか?」
「じぶんの記憶を過信していないか?」

5.指令性(≒影響力)
①常にじぶんの発言・行動に責任を持つ
②常に主語をIではなくWeで全体を考える
③未来のビジョンを語り続ける

「強み」を「強み」として磨き続けるために。
みなさんはどんな工夫をしてますか?
いっしょに成長していけたら嬉しいです!

それでは今日もよい一日を!
Have a nice day!!

りく

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