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北京オリンピックが始まったけれど純粋にスポーツを楽しめない気がする

天気が悪く寒い状況が続いていますね。雪の予報日が迫ってきて、どうなるだろうかとビクビクしています。

さて、……

先週から北京オリンピックが始まった。ウインタースポーツの選手達にとっては大きな目標であり、この時に懸けて練習を積み重ねてきたはず。持てる力を存分に発揮して悔いが残らない戦いをしてもらいたいと心から思う。

そして、その活躍姿を存分に見せて欲しいし私たちも堪能したいと思っているのだけど、なかなかそういう気持ちになれない。これにはいくつかの要因がある。

まず、政治を持ち込まないはずが、開会前からかなり政治色の強いつばぜり合いが行われてしまった。世の中の建前と本音を学ぶ材料として格好のものとなっている点で少し興醒めしている。

実際、ニュースのスポーツコーナーではともかく、バラエティ番組では、選手の活躍を放映する一方で、大国の首脳の動向や中国国内の人権問題等もセットで伝えることが多いように思う。

そういうものを見せられると、どうしても純粋なスポーツとして楽しみきれない部分は残る。番組のコンセプトとしての問題があるのはもちろん、選手達への敬意に欠けているように感じる。

おまけに、やはりコロナ禍である。せっかく北京の土を踏んだのに、新型コロナウイルス陽性の判定が出て、出場できなくなった選手もいる。こういう面でも盛り上がりに欠ける気がするのは仕方がないと思う。

昨夏の東京オリンピックと比べると、テレビの放送枠も少なめで、日常生活で話題になることもあまりない。東京オリンピックは日本が開催国であり、テロ等の可能性も排除できないことから、職場ではその対応もあったりした分関心も高まったのは事実。 

また、夏と冬では選手と種目の数からして違う。それを踏まえれば、ある程度はやむを得ないことなのかも知れない。

逆に、東京オリンピックでは、これでもかというくらい事務局の不手際を取り上げる報道が目立った。しかし、今大会ではそういう報道を今のところ見かけない。これは、ニュースソースが限られているからだと臆測している。

選手村での様子などもほとんど聞こえてこないので、選手が月の裏側に行ってしまったかのような錯覚に陥ってしまう。

熱中しきれない理由をつらつら書いたけど、何はともあれ無事に終わって欲しい。これは、本当にそう思う。

お読み頂き、ありがとうございました。



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