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税務署は納税させたくないのかと疑ったこと

今日は、本当に温かくなりました。長袖のシャツ一枚で十分外を歩くことができて、逆に不安に感じたくらいです。でも、これから段々寒くなっていくそうなので、ご自愛下さい。

さて、……。

今日は午後から半休を取った。確定申告を済ませてしまおうと思ったからだ。

実はe-Taxは導入済み。そうであれば会社を休む必要はないのでは? というご意見もあると思う。しかしながら、今回は万全を期す必要があると考えた。

その理由は、昨年末に養老保険が満期になったことに起因する。今の若い方には今一つなじみが薄い養老保険であるが、私が加入した30年前は手堅い利殖の手段としてそれなりに人気があった。

ポイントは、満期保険金と死亡保険金が同額なこと。つまり、例えば500万円の養老保険に入っていたら、保険加入期間経過時に「生きていても」保険金500万円が支払われる。

基本的に契約時の予定利率で運用されたため、バブル崩壊後の長い低金利時代もしっかり高利回りで働いてくれた。

ただし、
(満期保険金−自分が支払った保険料の総額−50万円)×1/2
が一時所得とされる。即ち課税対象になる。

例年の確定申告では医療費控除や寄付金控除の申告で還付金が指定口座に振り込まれる。しかし、今年はどう考えても上記一時所得に対する課税金額の方が大きいと踏んで、追加納付の必要があると考えた。

少々長くなったけれど、私の事情はご理解頂けたと思う(それがどうした? と言われると辛いけど)。

実は、元々少しずつe-Taxで申告に向けた入力作業はしており、最後まで到達した私は、確定申告そのものをスマホにて完遂することができた。しかし、いざ納付というところでやっぱりつまずいた。

私の誤解があったら申し訳ないが、e-Taxは納付方法として口座振替、インターネットバンキング等を提案してくれるのだけど、その金融機関リストに自分が使っている銀行、ぶっちゃけネット系の銀行が入っていなかったのだ。

それでは、とクレジットカード納付を選ぼうとすると、手数料が結構かかる。1万円当たり83円程度取られるとのこと。

やむなく選んだのが現金での納付。まだ税務署が開いている時間だったので、管轄の税務署に現金を持参することにした。

時節柄、確定申告に来ている人が散見されたけれど、自分が行ったのが平日の夕方近くだったせいか、混んでいるという程ではなかった。受付の人に来意を告げると「支払でしたらあちらのコーナーに進んで下さい」と言われてそちらに赴く。

そこで、税務署の納付書を渡されて住所と名前と納付金額を記入、更にその税務署では持ち込んだ金種まで記入する別の用紙まで渡されたので、こちらにも住所や名前等を書いた。そして、現金を添えて提出した。

私はぴったりの額を持っていったのでお釣りもなく、しばらく待つと税務署から領収書を受領することができた。これで私の確定申告は終わった(はず)。

家に帰ってから、いくつか腑に落ちない点があるのに気付いた。今回の納付手続において、納付書等には利用者識別番号を全く記入していない。住所と名前だけである。e-Taxとの紐付けをちゃんとしてくれるのだろうかという不安が一つ。

そして、逆にこの程度の確認で現金を受領するなら、口座振替やインターネットバンキングにおいて利用できる銀行を限ることに意味があるのかという疑問が一つ。

私は善良な日本国民として納税の義務を果たそうと思っているのに、よくわからない障壁があって、少なからぬ現金を携えて(+足りなかったのでコンビニATMで下ろして)税務署に行くことになった。これは盗難リスクを負ったということ。このあたり、是非とも改善して頂きたいと強く申し上げる。

何はともあれ、一つ肩の荷が下りてホッとしている。

お読み頂き、ありがとうございました。

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