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人は過ちを犯す。特に正しい情報を得る努力をしなければ
昨日から降り続けている雨。気温も低くかなり冷たいです。装備を万端にしても、体の冷えばかりはどうにもなりません。
さて、……
世界中で非難囂々のロシアによるウクライナ侵攻。でも、ロシア国内での評価は全くと言ってよいほど異なるようだ。
プーチン大統領の支持率は、およそ4年ぶりに83%に上昇。侵攻直前に71%だったことから比較すると、12%増加している。
この調査は、民間の世論調査機関「レバダセンター」によるもの。政権とは離れた独立系機関の発表であり、それなりに信用できると受け止めている。
「ウクライナへの軍事行動への賛否」についても、賛成が81%、反対が14%とのことで、世界の感覚とは全くかけ離れている。
とはいえ、世代による違いはあるようだ。
一方で年齢別に見ると、55歳以上の64%が「明確に賛成する」と答えたのに対して、24歳までの若い世代では「明確に賛成する」は29%にとどまりました。
こうした結果について「レバダセンター」は「政権によるプロパガンダを信じる国民が多いことを示している。地方の人たちや高齢者はプロパガンダを伝える国営テレビが情報源であり、都市部の若者たちがSNSなどから真実を得る状況とはまるで違う」と分析。
この結果を受けて思うこと。
為政者は支持率を上げるために戦争を仕掛けることがあり、実際に支持率が上がる。
情報統制を厳格に行うことで、国民の判断はコントロールできる。
ロシア国内では、まだプーチン政権が多くの支持を得ている。
従って、当分は今のままが予想される。
この状況を見て、ロシアを批判するのはたやすい。しかし、かつて日本が太平洋戦争時に行った大本営発表。これを思えば、どの国も戦争において情報統制を行うものなのだろう。
情報統制をしていないアメリカでも、例えば先の統領選挙において、トランプ氏が「この選挙は盗まれた」と訳の分からないことを主張したら、半分近い国民がそれを受け入れたように、人間は信じたいものを信じる癖がある。
このことについて、明確にこうすれば防げるという方法はない。但し、ニュースのソースを確かめ、敢えて自分と異なる考え方にも耳を傾けるように意識することで、ある程度は自分の判断を中立・客観化できるとは考える。
恐らく、この程度でも情報リテラシーは格段に上がるはず。
お読み頂き、ありがとうございました。
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