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旅ログ 〜知覧特攻平和会館で涙〜

先日、鹿児島県知覧市にある知覧特攻平和会館に行ってきました。戦争の悲惨さが修飾なく、ストレートに伝わりました。今回は知覧特攻平和会館の感想を書きたいと思います。

この会館内には特攻隊員の遺書がズラリと展示されています。遺書は現代の人でも読めるような日本語で書かれています。そっか戦争は大昔の話じゃないんだなと改めて感じさせられました。

(知覧特攻平和会館HPより)

遺書の内容は、隊員の母に向けての感謝、後は頼むといったものが多く、隊員たちの決死を思うと自然と涙が出てきました。

当時は戦争で死ぬと神様になれるという思想がありました。遺書にも鬼畜米艦隊に特攻し、神様になると書かれているものも多いです。そういった思想が隊員たちの死への恐怖を忘れさせていたのだと思いますが、それでも夜中布団の中で泣いている隊員もいたようです。夜中一人になってふと相手艦隊に飛び込んで死ぬことを考えてしまうと、恐怖がこみ上げたのでしょう。

知覧特攻平和会館に訪れ、私は戦争を避けるためには一人ひとりが周囲に流されない強い心を持つことが必要なのではないかなと思いました。
当時の隊員たちは、この戦争がどのような局面にあって特攻が意味のある行動なのか、把握できませんでした。この戦争は負けると考えていた隊員はほとんどいなかったようです。(周りの士気を考えると思っていても言えなかったのかもしれませんが…)

そのため、当時は戦争に対して反対意見を持つことが難しかったと思いますが、いまはいくらでもネットで情報が手に入る時代ですし、このような過去の惨劇を展示する施設も多くあります。自分の考えを国やメディアに麻痺させられ、知らず知らずのうちに戦争へと導かれないように強い思いを持つ必要があると感じました。

特攻平和会館の近くには戦争当時から開いている釜飯屋がありました。過去に特攻隊がいたとは考えにくいほど静かなところでした。

知覧特攻平和会館は鹿児島の南の方でなかなか行きにくいですが、普段見られないような物や心揺さぶる感動を得ることができます。是非足を運んでみてください!

知覧特攻平和会館HP
映画「ホタル」
特攻おばさんの店 知覧茶屋

この展示を見た後で「永遠のゼロ」や「風立ちぬ」を見ると背景がわかるからもっと面白いだろうなと感じました。後日、レビューしたいと思います。

#知覧特攻平和会館 #知覧市 #鹿児島県 #特攻隊 #特攻 #戦争 #戦争反対

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