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はやりの食べ物は、やはり食べるべき

今日は曇りだと思っていたら、午後からパラパラと雨が降ってきました。洗濯物を取り込んで風呂場で乾燥させると、お金が嵩むんですよね。ちょっと残念です。

さて、……。

「今、これがはやっているんです!」とテレビニュースの一角で食べ物が取り上げられることがある。実はテレビで取り上げられる頃にはかなりのブームとなっていることが多く、逆にピークアウトが近いことも珍しくない。

ある意味、テレビで取り上げられることでさらにブームが加速、或いは過熱気味になってしまうのかも知れない。こうなると段々飽きられて人気も下火になってゆく。

もちろん、全てが消えてゆくわけではない。例えばティラミスはすっかりスイーツとして定着した。また抹茶を用いたお菓子は定番になっただけでなく、日本の美味として海外からも求められるものとなった。macchaはそのまま海外でも通用する言葉である。

はるか昔、ハーゲンダッツのアイスクリームは路面店で販売されていた。若い人はもうスーパーの冷凍コーナーで買う以外のイメージを持てないかも知れないけれど、昔はサーティーワンのような感じで売られていたのだ。

これを求めて長蛇の列ができた。アイスを食べるために強烈な夏の日差しの下で30分以上も並ぶのは本末転倒感が漂う。それでも、その一口のために並ぶ人がいた。

このアイスも日本に定着した。保険の見積もりをすると、ハーゲンダッツアイスクリームの引き換えバーコードが景品として送られてくるくらいである。

一方で、タピオカミルクティーは残念ながら定着しなかった。高級食パンも苦戦している。定着の分かれ目となる要因は分からない。ハイカロリーを理由にすると、ハーゲンダッツが残っているのを説明できないし。

ブームになる食べ物について「並んでまで食べなくても」という気持ちは分かるのだけど、やはり一度は食べておくべきだと考える。というのは、新しい物に触れることで自身の感性が高められるからである。

食べることでどんなものなのかを知りたくなる好奇心、はやっている理由への探究心が満たされる。実際に味わうことで味覚が刺激され、未体験の美味を楽しめる。少なからぬ人と同じ体験をすることができる。

感性が高まることで自身の人としての能力を獲得できて、経験値も一段上がるのだから、まずは食べてみなはれである。試さない理由探しをすべきではない。

そして、ブームだからこそそれが去った後では試せなくなるケースが多い。今、ナタデココを食べようとしても、よく探さないと店や商品が見つからない。後の祭りにならないようにやはり食べておくべきだろう。

このようなちょっとした経験でも、積み重なるとそれなりに人の厚みに繋がるように考えている。機会はいつまでも待ってくれない。食べ物との出会いも一期一会である。

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