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140文字の駄文

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詠んで頂けたら、何かの形で表現して頂けたら幸せます。連絡頂けたら、飛んで参ります。
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2016年12月の記事一覧

自分の始りなど知らぬ。気付けば妖(あやかし)と呼ばれるものになっていた。暗い闇から生まれた。それだけはわかる。だからというて、醜い姿をしているわけではない。だが、人の子と呼ばれるものたちは、自分を恐れる。銀色の髪、獣耳、怪しく光る金の瞳。9つに割れた尾。何故…恐れる?そんなに私は

さっきまで居たんだ。僕の目の前に。綺麗な着物を着た、髪の長い女の人が。優雅に舞を待っていたんだ。周りには桜の花弁が舞っていた。…わけないよね…。だって今は冬だもの…。桜の花弁が舞うはずない…。でもね、その人が舞っている間、とても温かかった。あの人は、何だったんだろう。春の妖精…?

星に手をのばす。届くはずのない星に。満天の空の下、幼き子供がキラキラ輝く星を見て笑顔を浮かべて抱かれた腕の中で精一杯伸びをして手をのばす様に。大人になって届かないと知りつつも、それでも手を伸ばして掴もうとしてみる。綺麗に輝く星の欠片でもいい。掴んで自分のものにしてみたいと思うんだ

好きなものを好きと言えない苦しさ。嫌いなものを嫌いと言えない悲しさ。やりたいことがやれないもどかしさ。色々抱えて生きている。人は皆、色々抱えて呑み込んで折り合いつけて生きている。苦しいから、悲しいから、もどかしいからと何もしないんじゃない。少しでも現状を良くしたいと諦めたりしない

清き貴女を汚した罪は 貴女の笑顔を奪いさった。あの清らかな笑顔を奪いさった。優しい清い眼差しさえも暗く闇へと落としてしまった。貴女を独り占めしたいと願ってしまったあの時から、私の罪は始まっていた。欲望は果てしなく広がり…。とうとう、貴女を汚してしまった。貴女から奪った。何もかも…

凛、お前の元に帰る。この肉体が滅びようと、お前の元に。約束した。必ず、帰ると。約束を違えたりしない。凛、お前の好きな季節の好きなあの花になりて帰ろう。春遠いが、必ず、桜となりてお前の元に帰ろう。庭にある桜木のあの花が咲いた時、私は、お前の元にある。お前と我が子の側にある。約束だ…

永遠に、未来永劫、咲かない花はないんだ。何処かで、必ず、綺麗な花は咲いている。ほら、君の側にも。未来に向かって咲く花は、誰かが未来を思って育ててる。では、僕らはどうしよう?未来に向かって咲く花に光を照らし続けよう。花が水を欲していれば、水を与えよう。その花が、綺麗に美しく咲く様に

今、君が居なくなった。最後に見た君の笑顔、涙は、きっと、次へと進むためのものだね。後ろ姿に先を見る君の決意を感じたよ。キラキラした何かを感じたよ。寂しいなんて言わない。君が前を向いて進もうとしてるんだ。僕も前に進もう。喪失感はあるけれど、それでも、永遠の別れでもない。いつか、また

君の名は、サンタクロース。僕の為に来てくれた、僕だけのサンタクロース。僕の望んだプレゼント。それは、君に会う事。君はサンタクロースであり、僕へのプレゼントでもある。君に会いたいと願ったんだ。流れる星々に。抱きしめてもいいですか?これが最後の夢でも。君と雪車に乗り旅立つとしてもいい

ヤキモチやきの貴方だから、きっと、雪にもヤキモチをやくのでしょうね。綺麗だと眺めている私に拗ねるのでしょうね。「君は僕だけ見詰めてればいいんだ。」子供染みた事を言うのでしょうね。私を引き寄せて抱きしめて、「僕だけの君なんだから。」って言うのでしょうね。遅刻魔の癖にずるいのあなたは

「意味のない出逢いなんてねぇんだ。お前との出逢いには意味はあった。お前は俺に出逢った事を意味のない事だと思うか?」俺の問いにお前は首を横に振る。「だったら、俺の傍に居ろ。迷惑だって思ってんならとっくの昔に俺はお前を手離してる。迷惑なわけないだろ。俺はお前を心底愛してるんだからな」

もしも、あの時。君の時を僕のものに出来ていたら君はまだ、僕の傍で微笑んでいてくれただろうか?ほんの少しのすれ違いによって、僕の傍で微笑んでいたはずの君は居なくなった。僕はただ一人、時を刻んでゆく。君が居たはずの時をただ一人。君は今、誰かの傍で微笑んでいるのだろうか。知るすべはない

ねぇ、貴方の鼓動を感じるの。私の掌が貴方の鼓動を感じてる。耳で感じる事のできない音を感じてる。優しい心音。声を聴くことは叶わないけど、掌が感じる此の鼓動を私は、貴方の声のように思う。トクントクン…。きっと、貴方の声もこんな風に優しく鼓膜を震わせてくれるのでしょう。優しい鼓動の様に

夢の中で女の子が泣いていた。何処か見覚えのある女の子。ああ、あれは私だ。何故、泣いているのか気になって私は、小さな私にたずねた。「どうして泣いてるの?」小さな私は、「寂しいの…とっても寂しいの…。」ああ…。小さな私の言葉に思いあたる。私は、愛が欲しいと泣いていたんだ。そして、今も