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集合算(小学校の算数)自分は痩せてる?太ってる?

小学生のときに集合を習いました。
現在は高校で習得しているらしいですね。
小学生には難しかったから?
楽しい授業だったから私は今でも覚えています。

ある日、集合算の授業中に先生は机を後ろに下げるように指示しました。教室の前方を空けるためです。

先生は
「自分が痩せてると思っている人は廊下側に、太っていると思った人は窓側に、どちらでもないと思った人は真ん中に集まってください。」
と指示しました。

思ったこと…なんか違う気がするけど、先生がいうのだから… と、狭くなった机の合間を抜けました。

私の体格は普通でしたが、決して痩せていない… 痩せているクラスのみんなからしたら、私は太って見えているかもしれない!

私と同じような体格のKちゃんと
「私たち太ってる方へいこう!」
と、キャーキャー2人で抱きつき合いながら、太っている人の立ち位置へ移動したのです。

私とKちゃんと、もうひとり…
3人が太っている側に立っていて、
ほとんどの子は痩せてる方、どちらでもない方に立ちました。
私とKちゃんは恥ずしさの照れ隠しで、ずっと抱き合ってケラケラ笑ってました。

Nくんだけは、机にどすんと座り込んで、こっちに来ませんでした。

先生  「Nはどうしてそこにいるの?」

N  「だって自分が思ってるだけで、実際がどうかなんてわからないことじゃないか!人からみたら違うかもしれないことなんて集合できないよ!」

自分の顔が赤くなっていくのがわかりました。

思っていることの集合なんて...と思いながら、みんなが集まりだしたから、どちらかに入らなきゃ!とみんなに流された私…

そんなに太っているわけではないのに、自分のことを卑下して見せなくてはとそこに立った私…

(N正解だ!! 私はずかしい〜)

そう、その後先生はNくんが正しいと説明してくれました。Nくん以外は先生の引っ掛け問題にまんまと引っ掛かったのです。

Nくんはすごかった。
ひとり残っても自身の意見を貫いたのだ。

嬉しい、悲しいだけじゃなくて、恥ずかしい思いをしたことも忘れられないもので、いまだに思い出します。

このことを思い出すのはいつもあの番組をみた時…

芸能人格付けチェック

A部屋、B部屋にひとりになってしまったけど、正解!だったとき…

Nくんのあの揺るぎない発言を思い出す私です。

周囲の発言には惑わされないように生きなきゃです。
これからも…

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