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012. あなたと一緒にいる私はハズレだから

昨日はタクシーの中、今日はベッドの中でこの手記を書いている。今日は友達と半休をとって飲み歩いたので身体のあちこちが痛い。友達は3軒目に行った熟女バーで13,200円のお会計に対し「4万円!」と勢いよく諭吉を4枚突き出してしまうくらい酔っ払っていた。「どう見ても32,000円だよね???」と常人の視力と思考回路をどこかに捨てた様子であったが無事帰れただろうか。健闘を祈りたい。友達と途中の駅まで一緒に帰りながら、話の流れでレンタル彼氏の話題になった。友達が「今度同僚のご夫婦と私の彼氏といっしょにバーベキューしよう!」と言ったので「じゃあ私はレンタル彼氏でも連れてくか〜」と冗談を言ったところからだった。友達は実は昔にレンタル彼氏を利用したことがあるらしくどれだけキュンキュンしたかを熱弁してきた。そこからなぜか友達が「あ、今度ホテルにレンタル彼氏2人呼んで、4人で飲もう!」なんてふざけたことを言い出したが、私は微妙な人が来た時に無駄遣いしたーってなりたくないから嫌だと断った。ただ、私が断った理由はそういうサービスに抵抗があるからではない。なんなら興味本位で女性用風俗も利用したことがあるくらいだ。でも私はその友達と4人(2対2)で飲むことにあまり気が進まなかった。なぜなら、その友達がとびきり可愛いからだ。顔も可愛い、スタイルも良い、酔い方も可愛い。そんな友達とイケメンを呼び出したら、絶対に(プロなので表情には出さないかもしれないが)こっちはハズレだなと思われるに違いない。以前可愛い後輩2人と韓国のクラブに行った際に韓国人男性に「俺だけブスじゃん」と言われたことが未だに私の中に呪いのように残っている。もちろん男性は面と向かって私に言ったわけではない、私が韓国語をわからないと思って韓国語で呟いた言葉を、たまたま私が聞き取ってしまっただけだ。その時の後輩も今日の友達もすごく大切で大好きな人たちだけれど、男の人が絡むところで一緒にはいたくない。なぜならあなたたちと比べたら私は絶対に「ハズレ」だから。大切な人たちにこんな感情を抱いてしまう自分が憎い。

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