疲れない体を作るIAP呼吸法
今回は、山田 知生先生著 スタンフォード式疲れない体について解説します。
現在、コロナ期間が長引き、
生活にメリハリつかなくなり、夜更かしが増えたり、体調を崩したたり、体重が増えたり、ストレスが溜まったりなど、悩むことばかりです。
このようなことで悩んでいる人に、この本がぴったりです。
初めに結論を言ってしまうと、
疲れない体になるためには?
IAP呼吸法(お腹をふくらませたまま行う呼吸法)
を1日1回は行うことです。
ですが、これだけを聞いても何が何だかわからないと思いますのでこれから3つに分けて解説します。
目次
1.疲れ、だるさの原因とは?
2.疲れから回復する呼吸法IAP呼吸法の詳しいやり方
3.IAP呼吸法以外で手軽に取り組める回復方法
1.疲れ、だるさの原因とは?
まず、疲れには2つの種類があり、筋肉の疲れ、神経の疲れ
に分かれている。
社会人や大学生には神経の疲れの方が大きいと思いますので、これから神経の疲れに焦点を当てて説明します。
神経の中でも中枢神経がとても大事!!
中枢神経は体の動きをコントロールする大切な神経です。中枢神経が疲れてしまうと、腕や足や指先などへの指令がどんどん遅くなります。これが皆さんが感じる体のだるさにつながるのです。
例を挙げると、朝に筋肉は疲れていないけどなぜかダルくて、仕事に身が入らないことはありませんか?これは神経の疲れのせいなのです。
また中枢神経の疲れの原因は、、、
中枢神経の疲れの原因 ➡ 体のゆがみ
中枢神経の疲れの原因は、体のゆがみから来るのです。
例えば、ハイヒールを履くこと、猫背でパソコンをいじること
このような体のゆがみから中枢神経が弱まり、体への指示が全体に伝わらなくなるのです。
また、中枢神経に影響が出るほどの体のゆがみがある人は、腰痛になっていることが多いそうです。
腰痛は、体・神経が疲れているサインなので注意です。
2.ゆがみを治す方法は?
IAP 呼吸法を行うことをすることです。
IAP= Intra Abdominal Pressure (腹圧・お腹の圧力)
IAP呼吸法は、お腹をパンパンに膨らませることで、
体幹・脊柱が本来あるべき場所に戻ってくれます。
IAP呼吸法のやり方
1.姿勢よくリラックスして椅子に座る。
2.5秒かけて鼻から目いっぱい息を吸い込む。
3.お腹を膨らませたまま、5~7秒かけて息を吐く。
4.しばらくしたら、一旦お腹を緩める。
この流れを5セット行います。
IAP呼吸法を行うことで、
腹圧が高まり、体の中の器官があるべき場所に戻り、
中枢神経からスムーズに指令が通りやすくなります。
IAP呼吸法の注意点
IAP呼吸法はずっとお腹をふくらませる呼吸法で、
複式呼吸とは異なる。
また、90年代に流行った腹式呼吸(息を吐く時にお腹をへこませる呼吸法)はスタンフォード大学のトレーナーは推奨していない。
3.もう疲れている人はどうすればいいのか?
結論、
もう疲れている人は、休憩するのではなく、
20分間有酸素運動を行うこと。
じっと座って休憩することは、疲れの実質的な解決にはなりません。疲れている人は体にゆがみのある人です。
なので、じっと座ることは逆に神経の疲れに繋がってしまう。
例えば、会社で遅くまで働いていた人はとても疲れていると思います。ですが、それは朝からずっと体を動かせていないことから来ているのです。
なので、もう疲れて何もしたくないと思いますが、20分だけ走ることをするだけで明日の疲れが和らぐのです。
軽い有酸素運動をやることで、
・体のゆがみが取れる
・疲労物質を流してくれる
まとめ
・体の疲れの原因は、筋肉的疲労<神経の疲労
・神経の疲労は体のゆがみから来ている。
・IAP呼吸法、お腹を膨らませたまま行う呼吸法が重要。1日に1回行うのがおすすめ。
・すでに疲れている人は、休憩ではなく、軽い有酸素運動を行う。
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