専業主婦(主夫)と結婚する覚悟とリスク
こんばんは、不眠症です。今宵は「専業主婦・専業主夫」との結婚について書いてみたいと思います。
結婚しようと思っている相手が家事手伝いの皆、結婚に向けて頭の中をお花畑にしていないで、是非読んでみてください。
特に、諸兄諸姉、これから頑張って稼いでやろう、と思っている方は特にご一読いただけると幸いです。
結婚とは個人が締結する最大の契約である
先日のポストにも記載しましたか、結婚は法律行為であり、これによって様々な義務や権利が発生します。
夫婦間の相互扶助義務(婚姻費用の負担)、財産の共有、債務の連帯責任義務、(子供がいれば)親権、などでしょうか。
恋だの愛だので勢いで契約書にサインするのではなく、契約内容をよく理解した上でサインしましょう。
「契約であることは分かったけれど、最大の契約」は言い過ぎじゃない?ですって??
えぇ、確かにあなたはこれから車を買ったり、マンションを買ったり。なんなら仲の良い友達の連帯保証人なんかになったりすることがあるかもしれません。しかし、結婚はこのすべての契約をも凌駕するのです。なぜ?って。
車やマンションを買う:夫婦の収入を合算してローンを組むケースでは、連帯保証人になります
その他にも
自分ひとりローンを組んで仮に完済したとしても、離婚するときの財産分与では平等に50%ずつの権利が発生します。
なんとなく、大きな契約だということが分りませんか?
夫婦間の相互扶助義務
夫婦は、法律上、お互いに助け合い、協力して生活することが必要であるとされています。経済的にも、日々の生活も、お互いに支え合って生活する『義務』があるわけです。
定量化できる経済的義務と定量化できない支え合いの義務
相手が仕事をしていない場合、または結婚して仕事をやめる場合、家計を支えるのは100%自分ということになります。
ただ、経済的義務の100%を果たしているからと言って、「家事を全くしない」となると、大抵の場合「相互扶助義務」を果たしていないと認定されます。結果、これが原因で離婚するとなった場合、あなたの方が悪者(有責配偶者)となります。
そして、離婚の際の財産分与に関しては基本的に、50%ずつという決まりがあり、結婚後に築いた資産の半分は相手に渡す必要があるわけです。先に書いた通り、いくらその資産の形成が100%あなたの働く企業からの給与やあなたの運営する事業から生まれたものでも、です。
もちろん、結婚していなければその資産は築けていなかったかもしれません。
しかし、あなたがいくら稼いでも、相手の家事に対する貢献が大きかろうと小さかろうと、、さらには全く協力的ではなかったとしても、そこで築かれた財産の半分は相手のものになるのです。
愛さえあればお金なんて
もちろんそうです、愛さえあればどんな苦難だって、支払いだって乗り越えられます。
しかし、愛がなくなっても、苦難と支払いは続きます。
離婚する際は先ほどの相互扶助義務が強力な刄の如く襲いかかります(大袈裟な、、、)。婚姻費用、財産分与、養育費(まぁ養育費は自分の子供へのものなので問題ないのですが)、続々権利主張されます。
恋だの愛だのは分かりました。
ただ、これから数十年という時を一緒に過ごすという覚悟と、結婚という契約の重みも十分に理解したうえで、婚姻届けにサインするがよい。
もちろん、例外的なケースも
なお、僕は私は全然稼ぐつもりもないし、何年結婚していても財産が築けるなんておもってないよ!という方はこれとは全く逆で、積極的に結婚をすればよいのではないかと思います。何のリスクもありません。
最後に
何度も言いますが、結婚は法律行為。
愛を証明するものでもなく、永遠を保証するものでもありません。
結婚で保証される権利もあれば義務も発生します。
家族を築くということはかけがえのないことですが、そんなに簡単に成し遂げられるものでもないことは、昨今の離婚率の高さを鑑みれば想像にかたくないのではないでしょうか。
もう一度だけ言います。
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