待望のパブコメに淡々と望む!

現在、婚姻・離婚に関する家族法制の見直しが行われています。
法務省の諮問機関である「法制審議会家族法制部会」にて話し合われていますが、議論の中心は親権についてです。

親権とは?

これは多くの方が詳細を語っているので、説明は割愛します(笑)
※下記はウィキペディアのリンクです。詳細が気になる方は検索してみてください。賛否双方について多くの意見がヒットするかと思います。

現在の日本は「単独親権制度」を採用しています。
一方で、先進国の多くは「共同親権制度」を採用しており、世界と日本で隔たりがある他、離婚が原因で親子関係が希薄化・断絶化すること、ひいては子どもの健やかな成長や貧困にもつながるという大きな問題となっています。一方で、共同親権にすることで、DV被害者などからはDV継続の懸念や、進学などの人生における重要な決定事項で揉めることが懸念として言われています。
この問題を解決するために、従来の親権制度から、現状に則したよりよい親権制度に向けて見直しが行われているところです。

■制度見直しに関する概要はこちら

早期の共同親権制度導入を!

さて、私は共同親権制度の待ち望んでいる人間です。
以前の記事に書いたように、妻よりも家事育児に携わってきました。

離婚をしても引き続き子どもに関われるように妻と協議してきましたが、夫婦関係の悪化からこの点に関しては交渉が難航しています。
この時点で感じている問題点は以下のとおりです。

  1. 現行は単独親権制度なので、父母どちらかしか子の監護権を持てない。

  2. 子どもの年齢が小さい場合、これまでの経過がどうあれ、同じような条件であれば母親が親権者になりやすい。

  3. 2.の前提があるので、弁護士や行政の相談窓口、家裁の調停員などは母親が親権者となることを前提として話を進めてくる。

  4. 同居親の権力があまりに大きく、別居親が子どもと会うには同居親の許可が必要。特に規定があるわけではないので、履行不履行関係なく同居親の一存次第。

ざっくり言うと、離婚という場は「母親有利」と言わざるを得ません。
※全てがそうとは言わないが、自分のケースに関してはそう感じています。

子どもに対して愛情は同等に注いでいるのに、それが母親だけのものになってしまう…。現行の単独親権制度では調べれば調べるほどそのような結末に終着せざるを得ず、男女平等の観点があまりに欠けていると感じました。
そのため、今回の共同親権制度への見直しに関しては、私にとってまさに地獄に仏のようです。

パブコメは明日(12月6日)から

先日の報道で、親権制度に関するパブコメが2022年12月6日からスタートすることになりました。期間は2か月程度とのことでしたね。
パブコメにかけられる中間試案を見ると、非常に難解でわかりにくく選択肢が豊富に掲載されたものです。もはやたたき台でさえないのでは・・・?

今回のパブコメについては、国民の一意見としてきちんと法務省に意見を伝えるため、書き方に注意が必要でしょう。きちんと該当箇所を示し、修正案+その理由を提示する必要があると思います。

反対派ももちろん単独親権制度の維持を推してくるでしょうが、理論だてて指摘をすればこちらに分があるのは明らか。数も大事ですが、きちんと内容が伝わるように準備したいですね。

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