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感情論のみで生きている嫁

ずいぶん前に「話を聞かない男、地図が読めない女」という本が大ヒットしていたらしい。男性脳と女性脳のちがいについて書かれた本だ。

そんな話題をどこかで聞いたような記憶はあったが、まさか今になって痛烈に思い知ることになるとは当時の自分は思いもしていなかった。

男性は理論的思考が優位、女性は感情的思考が優位。
個人により差があったり、すべての男女にぴったり当てはまるわけではないが、これはもう遺伝子レベルでそうなっているらしい。

これを知ることになったのは、嫁と喧嘩をしていて全く会話が成立しないことがきっかけだった。当たり前のことが通じない、どう見ても事実なのに理解できない。感情のみでものを言い、まるで筋が通っていない文句を延々と続ける。話を整理したり、解決案を提示してもそれが理解できない。本当にどんな頭の中になってんだ、こいつはマジでバカなんじゃないかと何度も思った。

そこで、夫婦喧嘩についてネットで調べてみた。すると、どうもこれは女性脳という側面が影響しているらしい。
これが、男性は理論的思考が優位、女性は感情的思考が優位、というもの。普段の会話においても「女性は解決策を求めているのではなく、ただ話を聞いて共感して欲しいのだ」と書かれている。

「なるほどなー」と思った。確かにそれは理解できる。男性同士の会話と女性同士の会話では、全く性質が異なっている。これは思考回路がちがうからということか。

とりあえず、普段の会話でそれを実践してみた。いつもなら「じゃあこうすればいいんじゃない?」と即答してしまいそうな話にも、ひたすら相槌を打って傾聴してみた。ずっと同じ話を続けているが、まあそれでいいのかな。
普段ならそれなりに効果はあるような気もしなくはない。話はなにも進んでいないし、解決もしていないが、それでいいらしい。これは今後も取り入れて、実践しようと思った。

しかし、喧嘩においては通用しなかった。

こちらが傾聴にまわれば、調子に乗って延々と文句を言い続けてくる。その怒りはどんどん論点から外れた方向へ進む。気づけば、もともとの話題とは全く関係のない文句を言っており、さらに転々と話がそれていく。ただひたすらヒートアップし続け、怒鳴り続けている。

それでも辛抱強く傾聴しているとどうなったか。

論理的思考ができないので、自分の中で何も解決する方向へ話を進められず、興奮し続け、怒り続け、終わりは来なかった。。

子供が起きてきて、そこでようやく中断、という感じだ。

傾聴しようが、正論で話を整理して解決策を提示しようが、いずれにしてもおさまることがない嫁。
綺麗事は言えても、実際に対処できる人間はいないはずだ。

そして、こんな嫁をバカと言わずになんと呼ぶのだろう。

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