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HPVワクチンが「子宮頸がんを87%防いだ」という新データと新型コロナワクチンの関係

医学誌「ランセット」の最新号にイギリスの子宮頸がんワクチン定期接種プログラムに関する新しいデータが発表されました。 

2006年1月から2019年6月の13年6ヶ月間、0歳から64歳のイングランド在住の女性「1370万人年」の巨大データを分析したもので、12から13歳(中1)に接種した人では87%、14から16歳(中2~中3)で62%、16から18歳(高1~高3)で34%の子宮頸がん予防効果があったことが分かりました。

このデータを見た英ワクチン諮問委員会のメンバーで小児科医のアダム・フィン教授は、「イギリスから子宮頸がんワクチンの定期接種に関する非常に感心すべきデータが発表された。HPVワクチンのようなウイルス様粒子(VLP)ワクチンは、現存するワクチンのうちもっとも効果の高いワクチンなのではないだろうかグローバルな影響ははかり知れない」と、やや興奮気味にツイッター投稿しています。

イギリスでは子宮頸がんワクチンを12歳から13歳(中1)の男女の両方に学校で集団接種しています。お気づきのとおり、ワクチンのがん予防効果は、集団接種年齢の中1を最高に年齢が上がるほど下がっていますが、これには大きく2つの理由が考えられます。

1つは、

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