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日本人は気づいてない、日本人のマスク姿が「特別」な理由

2022年のワールドカップは、新型コロナパンデミック開始以降、本格的に観客を入れる初めての国際的スポーツイベントとなった。

収容人数6万人というスタジアムの観客の9割方がノーマスクの中、テレビでは、浴衣にマスク姿でスタジアム観戦する日本人サポーターや、東京の街角をマスク姿で叫びながら勝利を喜ぶ日本人の様子が報道された。

もっともスタジアム感染する日本人サポーターも、2戦目となるスペイン製以降はほとんどマスクを外していた。しかし、日本では屋外でスクリーン観戦する人たちの間でもマスク姿が目立っていた。

中国でもアメリカでも政治化したマスク問題

こうした状況を受けたソーシャルメディアでは、「そろそろ日本もマスクを外したい」という人が多かった一方で、「マスクをしていて何が悪い」「マスクは気にならないから外さなくていい」といった反応の人も多く、マスク問題はまたもや炎上した。

中国では、ワールドカップのノーマスクの観客の映像が発端の1つとなり、全国でゼロコロナ政策に反対するデモが始まった。ワールドカップの観客席の映像は政府の検閲を受けるようにまでなったという。

マスクの問題は、政治化しやすい。なぜかと言えば、

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