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⑦重篤な副反応と救済認定数が他のワクチンより多い。だから子宮頸がんワクチンは危ない?

今週は、東京都知事の小池百合子氏をはじめとする「九都県市首脳会議」が定期接種である子宮頸がんワクチンの接種率が著しく低い問題についての要望書を提出したり、自民党内で同問題をめぐる議員連盟結成に向けた勉強会が始まるなど、子宮頸がんワクチンをめぐる政界の動きがありました。

子宮頸がんワクチン問題について、政界にも動きがあるのはいいことですが、かつては被害を訴える人たちからの質疑にきちんと反論できなかったという過去もあります。

政治に携わる方たちは、エビデンスの出そろった今こそ、もっと勉強し、もっと自信をもって発言し、政策につなげていくべきでしょう。

私が子宮頸がんワクチン問題についての執筆を始めた当時、名前を出して発言する医者や研究者はぼゼロでした。しかし、今は取材も簡単で、学会や学者の見解をまとめた記事もたくさんあります。

わたしのnoteでは全8回の予定で、つくば市議の小森谷さんやれいわの山本太郎さんなどワクチンに反対する政治家の皆さんが行った質疑への回答を行っています。

前半第1回から第4回の質疑と回答は、こちらのマガジンにまとめてあります。

今日は第7回目。

Q. 子宮頸がんワクチン接種後に起きた症状で、医師または企業が重篤と考えた報告数が1784例、52.5例/10万例、医薬品被害救済制度で子宮頸がんワクチンの「被害」に対する救済を認定を受けた人が11.8例/100例。他のワクチンと比べて非常に多い。子宮頸がんワクチンは危険だ。

A.

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