インフルエンザ以下になった新型コロナの致死率
2023年2月11日現在、世界人口の70%超、アフリカを除いた地域でみれば80%以上が最低1回の新型コロナウイルスワクチンを接種しています。
接種したワクチンや接種率は国によって異なります。医療体制や医療水準、医療アクセスも国によって異なります。ウイルス自体が変異し、かつ多くの国では症状があってもいちいちコロナかどうかを検査しなくもなっている現在、新型コロナウイルスによる死亡の絶対リスクを評価することは困難となっています。
そんな中、新型コロナウイルスの致死率を表す数字(かかったら助からない確率)には、その中身も値も国によってばらつきがありますが、とにかく気になるのは日本はではどうなのか?という点です。
下のグラフをご覧ください。こちら米ジョンズ・ホプキンズ大学が発表している新型コロナウイルスの致死率の国際比較です。
変異株を問わず、通期で報告された新型コロナによる死者数を報告された陽性者数で割ったもので、日本は0.2%という数字が出ています。パンデミックの初期は検査数が十分でなかった、一方、今でも症状のある人は真面目に検査しているという現状を差し引いても、アメリカは1.4%、ヨーロッパではもっとも医療水準が高いとされているドイツでも0.4%ですから、悪くない数字だと言えるでしょう。
次に、下のグラフをご覧ください。
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