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さよなら、ダイエット!薬で痩せる時代の幕開け

運動、節酒、腹八分目――。分かっているのに続かない、続けているのに痩せられない。

2月22日、そんな悩みをお持ちの方にちょっと気になるニュースが出た。ウゴービ(一般名:セマグルチド)」の日本販売が始まったのだ。ウゴービとはデンマークの製薬大手ノボ・ノルディスクが販売する肥満治療薬で、ウゴービが上市は日本で6か国目となる。ウゴービと全くの同一薬剤(セマグルチド)で、糖尿病治療薬として開発された「オゼンピック」を使用した人から「痩せた」との報告が相次いだのを受け、肥満治療薬として新たに治験を行い承認されたものである。

ウゴービの効果は絶大だ。治験では週1回の皮下注射を続けて16か月後、プラセボ(偽薬)投与群では2.4%しか体重が減っていなかったのに対し、ウゴービ投与群では14.9%も体重が減っていた。それだけではない。ウゴービには、脳に働きかけて食欲を抑える効果や、心筋梗塞や脳卒中の発症率を20%低下させるという効果まで報告されている。我慢しなくても痩せられる上、重篤な健康リスクも軽減してくれるという夢のような薬だ。


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