15歳のひとり旅インド*5日目
ずっと憧れてきたタージマハル!
やっと訪れることができた。
ニューデリーから車で南に片道4時間。昨日から案内してもらっている弁護士さんとそのお母さん、大学生の姪っ子さんが一緒に行く。サービスエリアでココナッツの休憩を挟んで、アグラに到着した。観光地なので、デリーでは人力車なのが馬車になっていた。
駐車場から入り口に行くまでに、ガイドさんを1人付け、電動のカートに乗せてもらった。歩いてもすぐなのだが、すでに昼頃で日差しが強いので、歩こうとすると止められた。ちらほらインド国外から来たような観光客を見かけるが、少なくとも95%はインド人だ。話す言葉や顔立ちが違うので、さまざまな地域から来ているのだろう。15日の独立記念日から来週の月曜日まで、北インドは休みなので、多くの家族が帰省や旅行しているため賑わっているそうだ。
1631年から1648年まで2万人の労働者が尽力し、完成したタージマハル。ムガル帝国王とその妻が眠っている。その美しさ、壮大さとガイドさんの雄弁なストーリーはただただ圧巻だった。
しかし、もともとは大理石で純白だった外壁だが、大気汚染の影響で少しずつ黄色くなっているという。また、後ろにはインドで2番目に大きい川が流れていたが、ゴミが浮かんでいたりとかなり汚染されていた。光があるなら影もあるというが、まさにその通りだった。
15時くらいになった遅めのお昼は、インドでも有数の人気レストランに連れて行ってもらった。スパイスが強い北インド料理ともあと数回でお別れだ。私は食べられるカレーが限られているので、ほとんどいつも同じものを食べていた。左側のダルカレーだ。黄色い豆と黒い豆があり、これは黒い方だ。右側はカルダモンと胡椒が強く、一口しか食べられなかった。とても美味しいマンゴーラッシーを飲んでいたので、普段よりかは辛い物も食べられた気がする。ごちそうさまでした!
UVカットの帽子と日傘をダブルで対策していたにもかかわらず、頬の日焼けが酷く痛んだ。そのためタオルに氷を包んで冷やして少しでも鎮静しようとしていた。初日は日焼け止めしか塗らずに歩き回っていたからだと思われる。週5回のハンドボールで日光に慣れているはずの私でさえ、真っ赤になってしまうので、日焼け対策は万全にしておくことをお勧めする。インドの観光は、99%炎天下の下だ。
夜にはローカルマーケットを訪れた。自動車はまだまだガソリン車が主流だが、少しの移動の時に使う三輪車はほとんど電気になっている。これも音がとても静かだった。
道端の絵描きさんに、インドの花嫁が結婚の時に行う、ハンドペイントであるmehendiをしてもらった。黒いクリームは自然の葉っぱからできているため、肌に良いそうだ。ハーブの独特な香りがする。迷いのない手捌きのおかげで、ほんの15分ほどで、綺麗なペイントが完成した。私の前のお客さんとはデザインが違ったので、その時に思いついたことを描いているのだろうか。
寝る前は、おばあちゃん手作りのクレイパックをしてもらった。鎮静効果のおかげで、肌がかなり落ち着いた。本当によくもてなしてくれるので、なんでそこまでするのと聞くと、インドではゲストは神のようなものだからと言われた。本当にありがとう。会った人全員に、次は家族や友達も連れてきてねと言われるので、もし行きたい人がいたら教えてください笑
昼間に寝てしまったからか、遅くになってしまったので、この辺で終わりにする。おやすみなさい。