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【要点まとめ】『頭の良さと強い心が育つ すごい虫育児』

現役保育士・日本語教師オススメ本
『頭の良さと強い心が育つ すごい虫育児』

「子どもを自然に触れさせるのは良いこと」というイメージはあるものの、「虫育児」と聞くとハードルの高さを感じるのでは?
著者の竹澤さんは「虫が苦手」と書かれています。
親が虫が苦手でも子どもの「好き」を大切にしていたら、息子さんは「虫博士」になっていたそう。

都会の中でも、よく見てみると昆虫はたくさんいます。無理のない範囲で「虫育児」ためしてみてはどうでしょう?

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「虫育児」は最強の子育てメソッド

  • 都会でもOK
    「都会だから自然がない」と諦めない。公園の小さな花壇や木々にもチョウチョやダンゴムシ、テントウムシなどさまざまな生物が生息している。

  • お金がほとんどかからない
    休日の過ごし方として虫育児はコスパ最高。
    虫捕りに必要な道具(虫あみと虫カゴ)は100円ショップでも変える。
    虫の知識を深めるための図鑑は2000円ほどかかるが、長い間使える。

  • 虫を通じて「死」を学べる
    虫は生物の中で唯一、許可なく罰なく自分の手で殺すことができる。
    「殺す」とは「死ぬ」とはどうこうことか、実際の知る経験ができるのは虫が相手の時。 

虫育児のメリット

①頭が良くなる

  • 図鑑をキッカケに知識が広がる
    家では図鑑を、公園や森で実物を見ること。図鑑×実体験は知識を深めて広げることができる最強の方法。
    図書館で本を借りる際は、子どもに選ばせるだけでなく、親が「これも興味を持てそうかな」と思う本もチョイスすること。それによって興味の範囲が広がる。

  • ひらがな・カタカナ・漢字を自然に覚える
    図鑑に載っている虫の名前は基本的にカタカナ。説明はひらがなと簡単な漢字で書いてあるので、自然と学べる。自分で読めるようになる前は、読み聞かせするとよい。

『図鑑漢字ドリル小学1~6年生 昆虫』
(こんな漢字ドリルもある!知りませんでした、面白そう!)

  • 量感を覚える
    図鑑には大きさの概念もたくさん出てくるため、学校で習う前に親しむことができる。

  • 地図と気候の違いが頭に入る
    図鑑には「その虫がどこの地域の生息しているか」も記載されているので、地理にも自然と興味を持つことができる。

虫育児は国語・算数・理科・社会、すべての教科に役に立つ。
上辺の知識ではなく、実体験を伴った教養としての知識が身に付く。

小川大介さんの『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(すばる舎・2016)という本にも「本物体験とのリンクで 興味の幅が広がっていく」と書かれています。公園で大好きな虫を見ること で、大きさ、動き方、体のつくりなどをリアルに学ぶ。それを家に帰って図鑑などで調べ、周辺知識も学んでいく。自然と「知識」として子どもの中に 蓄積されます。  
同じく小川大介さんの『頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て』(KADOKAWA・2019)には「『勉強』には、大きく2つの要素があります。ひとつは知識を身につけること。もうひとつは『これは何だろう?』『どうしてだろう?』と疑問を持つことです」と書かれています。  自分の興味から自然と知った知識が土台となり、そこから疑問が出て、自分なりに考える。そうして頭の良さが育まれていく。虫育児はまさに「頭の 良さ」を自然と育んでくれる最強の子育てメソッドなのです。

著:竹澤夏央『頭の良さと強い心が育つ すごい虫育児』

竹澤さんもここで書かれている小川大介さんの著書『頭がいい子のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』の要点まとめについては、コチラを。

②体が強くなる

  • 体力がつく
    学んだり遊んだりするには、体力が必要。
    虫育児は自然と外に出る機会も増えるため、体力がつく。また五感をフルに使うこと、太陽の光を浴びて幸せホルモンと言われているセロトニンの分泌が促されるなどの効果も。

③健全な心が育つ

  • 思い通りにならない経験ができる
    「あの虫を捕りたい」と思っても見つからなかったり、捕まえられないことが日常茶飯事。自分の思い通りにならないのが当たり前の世界なので、自分の努力ではどうにもならない貴重な経験ができる。

  • 1%の可能性を信じる力がつく
    自分のしたいことを信じて突き進める力が身に付く。上手くいかない経験、可能性を信じる力、上手くいかなかったときの感情の処理、これらの経験を幼少期からできることは大きな意味がある。

  • 自信がつく
    自分の好きなことで「すごいね」と言われて人がついてきてくれる経験によって、「ぼくはできる!」という気持ちが構成される。

  • 幸せになるための3つのホルモンが出る
    セロトニン…太陽の光を浴びると出る
    ドーパミン…虫を追いかけて捕まえたときなどに出る
    オキシトシン…人とのふれあいや必要とされていると感じるときに出る

  • 責任感が生まれる
    捕ってきた虫のお世話は自分でする。親は手伝わない。
    自分で決めた行動の責任を取ることを学べる
    幼児期の虫の飼育経験は、「仲間関係を育てる」「子どもの表情が活き活きとしてくる」「責任感がつく」「自尊感情が高まる」などの効果があるという研究発表もあるのだとか。

子どもの「好き」を見つけて伸ばす

  • まずは子どもを観察する
    子どもが好きなことをしているときは、目がキラキラ輝いていたり、真剣な表情をしていたりと、何かしら表情に表れるやけに黙って静かにしていたり、親が声を掛けても反応がなかったりするときは、没頭しているサイン
    また子どもが「見て見て」「一緒にやろう」というのも、「好き」のサイン。

  • 子どもの「好き」を否定しない
    子どもが好きなものを否定せずに受け入れる。
    苦手であれば、冷静にそれを伝えること。
    いくら虫が苦手でも、子どもが見せに来た虫を「気持ち悪い」「やめて」などネガティブなことを言わない。
    自分が好きなものを否定されたら誰でも嫌な気持ちになる
    「へぇーそんな虫がいるんだね」「捕まえられたね」など肯定的な言葉を言ってからどうしても無理な虫は「ママ、ちょっと怖いからごめんね」と断る。

  • 「好き」に触れる機会を増やす
    子どもの「好き」を見つけたら、その「好き」に触れる機会をたくさんつくる。機会さえ提供すれば、その後は子どもは放っておいてものめり込んでいく
    公共施設(動物園、水族館、博物館など)に行く、イベントを探して参加する、習い事をする、本を買う、それを仕事にしている人に会いに行くなど。

  • 「好き」を入り口に興味を広げる工夫
    好きなことから少しずつ興味を広げるように働きかけると、いろいろな知識が身に付く。
    虫好きなら、昆虫→動物→植物、また昆虫→国や地域など、さりげなく隣接するジャンルの知識も吸収できるように、図鑑を用意する。
    電車好きなら、電車の名前→その電車が走っている都道府県→名産品、川や山の名前など。

  • 没頭を止めない
    子どもが何かに没頭している時は、話しかけない
    頭がフル回転していてドーパミンが出て、集中している状態なので、その集中力を途切れさせない。

  • 飽きるときは飽きると心得る
    子どもが何かに没頭していても、飽きる時は飽きる。
    子どもの興味は移り変わるもの。

「虫育児がしたい!」と思ったら

  • まずは近所の公園へ
    冬にはほとんどの虫がいなくなるので、それ以外の季節で。
    花壇や木の周りにチョウチョや虫がいるので、家で図鑑で調べるかポケット図鑑を持参する。
    調べる時はスマホでなく図鑑で調べるのがポイント。「親に聞けばスマホで調べてくれる」とインプットされると自分で図鑑で調べなくなる。
    ちょっと大きめの公園を探して行くのも◎

  • 虫のお世話を任せてみる
    子どもが3~4歳になって「捕まえた虫を飼いたい」と言ったら飼ってみる。飼い方は図書館で一緒に調べる。
    「調べて、知識をつけて、実行する」学習に必要な要素が学べる。
    親はあくまでもサポート役で、主役は子ども。子どもがお世話をしなくても放っておき、あまりにもお世話をしない場合には、「最近あの虫さんは元気なの?」と声掛けを。死んでしまったら、「一緒に埋めに行こうか」とだけ言う。
    ただし、「虫を捕ることは自然から1匹減らすこと。その責任があることを忘れないで飼う」ことを伝えておく。

  • 虫好きのお友達と遊んでみる
    子どもの「教え合い」は、大人が教えるよりも影響力が強い。

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