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【要点まとめ】『成功する家庭教育 最強の教科書 - 世界基準の子どもを育てる』


本書では、日本にいながら、英語がみるみる上達する家庭での自学メソッドを公開。

基本となる英語力を家庭で自学し、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を伸ばせば、英語を始めてあっという間に中学卒業程度の英検3級レベルになるそう。

「家庭教育に必要なもの」は3つ

①子どもの可能性を信じる気持ち
②子どもへの100%無条件の愛
③ユーモア

なぜ家庭教育にユーモアが欠かせないかというと、お互いの失敗を笑い飛ばせるくらいの心の余裕や、緊張せず何でも発言できる家庭のリラックスした雰囲気こそが、子供がのびのびと成長できる土壌になるから。


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【1】今の社会で生き抜くための5条件

家庭教育は「準備が10割」。
環境作りの準備さえしておけば、後は親は子どもの横でニコニコ見守っているだけでOK。

  1. 自己肯定感
    「〇〇ができたからお利口ね」と褒める条件付きの愛情ではなく、「あなたがいてくれるだけで幸せ」という無条件の愛情である必要がある。「unconditional love - どんな時も何があってもあなたの味方です」
    「full attention - いつもあなたを見守っています」
    というスタンスで。

  2. 英語力
    英語は世界のチャンスとつながるために、最も重要なスキルの1つ。
    グローバル社会で通用する英文を読み書きし、ディスカッションやプレゼンテーションをできるようになるには、できれば15,000語ほどの英単語を覚えている必要がある。そして暗記を軽視しないで飽きずに暗記を続ける「暗記脳」を育てるのは、家庭学習以外にはない。

  3. グリット
    グリットとは「やり抜く力」。才能とは何かを続けることだとされますが、その原動力となっているのは「グリット」。

  4. コミュニケーション力
    コミニュケーション力の前提となるのは、誰に対しても親切に笑顔で接するフレンドリーさであり、偏見なく柔軟に考えるオープンマインドな姿勢。
    巷で言われる「女子力」「愛され力」といったものとは全く異なり、性差を超えたユニバーサルなサバイバル能力。

  5. マルチタスク力
    限られた時間を管理し、瞬時に優先順位をつけてタスクをこなす能力を「脳内整理力」とも言える。あるいは自らを客観的に俯瞰して観察できる「メタ認知能力」。

義務教育の基礎となる5教科は、学校に任せておき、家庭ではこの5条件を養うことが重要。


【2】リビング学習で、「自己肯定感」と「コミュニケーション力」を育てる

  • リビングに大きなテーブルを
    家庭教育のベースは親子のオープンなコミニュケーションから。勉強も個室に閉じ込めてしまうのではなく、のびのびと広い空間で勉強させる。

  • リビングに本棚を
    ハーバード生に行ったアンケートでも、多くの学生が自宅には大きな本棚があったそう。「両親がいつも熱心に本を読んでおり、自分も活字と触れ合うのが自然な環境で生まれ育った」と答えている。「本を読みなさい」と言うのではなく、親が楽しそうに読書している姿を見せることが重要。

  • リビング学習の目的は、監視ではない

  • 宿題の答えは丸写しで「暗記脳」を育てる
    宿題のプリントや問題集は答えを教えて書かせる。もしくは解答集を手元に置いて答えを写させる。そして正解を暗記させる。いずれも暗記ができたら捨ててしまってOK。
    解答時間を暗記に当てることで、「暗記脳」を養うことができ、丸暗記した基礎学力をベースにして考える力が伸びる。

  • いきなり始めて、飽きる前にやめる
    「これからママと一緒に宿題をしましょう」といった声掛けは不要。
    いきなり始めたら、ダラダラ続けないのもポイント。目が泳いだり、あくびをしたり、足をぶらぶらさせたりしたら、そろそろ飽きたサイン。完全に分ける1分前にリビング学習を止めるのが理想。

  • アクティブラーニングこそリビング学習で行う

リビング学習版アクティブラーニング

  • 第1段階《親による一方的で客観的な描写》
    リビングのテーブルに置かれたものなどをできるだけ客観的に描写。子どもが1〜2歳からでも始められる。
    小さな子どもは、外界を目で見て認識していても、語彙が不足しているゆえに、それを言葉にする能力が未発達。親が外界の視覚情報を言葉に転換して描写し続ける。そうすれば、子どもの語彙も知識も増え、興味や好奇心をかき立てられて、主体的な学びの基礎が養われる。

  • 第2段階《テーマを決めた親と子の対話》
    2〜3歳位になると、興味の幅がぐっと広がり、「どうして?」「なぜ?」といった疑問を連発するように。
    子どもの問いには真摯に向き合い、もしもわからないことがあったら「一緒に調べてみようか」と本棚の図鑑を開いたり、ネットで検索したりしてみましょう。親子のコミュニケーションの中で疑問を解決した方が印象は深くなり、効率的に学べるので、子どもの学習力がぐんぐん伸ばせる。

    子どもには、性格的に自分から「どうして?」と言い出せないタイプも。そういうタイプには、親の方から、子どもが興味を持ちそうなネタを提供し、会話の幅を広げるのも良い。

  • 第3段階《子どもに論理国語で説明させる》
    日本人の大半が感じる英語苦手意識の理由の1つは普段使っている日本語の曖昧さにある。英語が使われるのは異文化と多様性だらけのシチュエーションで、「空気を読む」「阿吽の呼吸」は存在しない。
    グローバル社会でも通用する英語のような「論理的なエッセンス」を日本語で養う事が重要。

    下記の基本構造を使って、子どもの主張をロジカルに説明させる練習を。

ロジカル英語・論理国語の基本構造

  • [ステップ1・序論]
    自分の言いたいことを先に言う

  • [ステップ2・本論]
    自分の言いたいことが正しいと証明する具体例をいくつか羅列する

  • [ステップ3・結論]
    自分の言いたいことを繰り返す

これはディベートや交渉、プレゼンテーションといったグローバル社会に必須のスキルの土台となるもの。日本語で上手にできないことが英語でもうまくできるわけがないので、家庭教育でその下地を養う。

日本の伝統である「曖昧さ」は、子供たちが小説や随筆などを多読して、どんどん楽しみましょう。日本語独特の表現力も身に付きます。


【3】グローバル対応の英語力を家庭でつける

目標は18歳でアカデミック英文を読み書きできること

  • 目標は18歳でアカデミック英文を読み書きできること
    この目標をクリアしていれば、日本の大学受験ばかりでなく、海外大学の英語受験にも対応でき、社会に出てからもグローバル社会で通用する英語力が身に付く。

  • 大量にインプットするからアウトプットができるようになる
    英語をインプットすればするほど、ライティングやスピーキングといった英語のアウトプットもしやすくなる。家庭学習で、小さい時から多くの英単語を脳に刻み込み、大量の英文を読むクセをつけてインプットを増やしておくと、小学校高学年の段階で、大学入試レベルのロジカルな英文が読めるようになる。そしてやがては書けるようにもなり、話せるようにもなる。

  • 家庭での音読から始めて、子供の英語力を引き上げる
    英語を学ぶ真の目的は、旅先でのネイティブとの日常会話を英語ペラペラでかっこよく決めることではない。これからの時代、英語を学ぶ本当の狙いは、グローバル社会の標準語としての英語を身に付け、英語で情報を集めて発信し、ロジカルでアカデミックな英文の読み書きをこなすこと

    家庭で優先して学んで欲しいのは、スピーキングとリスニングではなく、リーディングとライティングリーディングとライティングは書き言葉なので、家庭学習で早期から学びやすいというメリットも。

    リーディングとライティングでは、ライティングを後回しにすること。
    初めに手をつけたいのはリーディング、声に出して英語を読む「音読」。筆圧がついてきたら、書き取りも自然にできるようになるので、それまでは音読によるリーディングを重視する。

  • 単語を知らないと、英語は上達しない
    日本語の文法を知らなくても、日本語の読み書きができるように、英文法を知らなくても、英語のリーディングやライティングを行える。文法の理屈を覚えるより、まずは英単語を1つでも多く覚えることを優先する。

  • オリジナル英単語カードで1歳から暗記を始める
    アルファベットの書き取りは、すっ飛ばし英語は英単語の暗記からいきなり入る方が◎

【ひろつる式英語学習法】具体例

※英語学習についての詳細は、本書のチャプター3を読んでみてください。
 絵や写真付きで解説されていて、わかりやすいです。

①オリジナル英単語カード活用

私のオリジナルの英単語カードは、A5程度のサイズの画用紙に英単語が書いてあり、その表にはイラストでその英単語が示すものが書いてあります。
例えば「cat」なら表には猫の絵が描いてあり、「hat」なら表には帽子の絵が書いてあります。
①表の絵を見せる
②「cat」と発音する
③くるりと裏返して裏の英語を見せるだけ


書き取りはなし。「これは猫よ」と和訳もしません。
これならと子どもたちは直感的に英単語が暗記できます。
英単語の暗記は、最も簡単な母音が1つのものから始めます。(cat・hat・bag・bed など)

注意点
・間違いは正さずにスルーする
・子どもを試さない

②英語の読み方習得は、「なぞり読み」が最強

「なぞり読み」は、その名の通り、英語に指を添えながら読むメソッド

①お手本の音声を聞く
②英語に指を添えながら音読する
を繰り返す方法。

1回の音読で①耳で聞く→②自分の声に自分で声に出す→③それを自分で聴く、と3回も英語が入ってくるので、暗記脳が刺激されて暗記しやすくなる。

③小学生のうちに、英検準2級までの英単語暗記する

著者の英語塾で、英語学習未経験の子どもが、英検5級用の学習に使っているのは「英検5級出る順パス単」(旺文社)という単語帳。

この単語帳を使って、1日20個ずつ×平日5日=週100個の英単語を覚える。
1週間100個ペースなら、6週間で600個が制覇できる計算。
1回通しただけでは完全に覚え切れないので、このサイクルをもう一度繰り返す。
それでも12週間、たった3ヶ月で英検5級程度の600語が難なくクリアできる。

英検5級からスタートしても、順調に進めば2年半以内に、英検準2級までの約4100個の英単語が家庭学習で暗記可能!

④文法学習をすっ飛ばして、「センテンスカード」

もちろん最終的なゴールは、大量の単語をストックすることではなく、多くの単語で構成された長い文章が読み書きできること。
そこで英文もフレーズごとに大量に丸暗記。そうすれば、文法すっ飛ばしても、英文の構造脳にに染み込ませることができる。

英検の過去問題のテキストから書き写して「センテンスカード」を作成。

A3程度の大きさの画用紙か、できれば厚紙に英文を書き写す。
1枚の画用紙に1つの英語センテンスを書き写す。
会話文なら表に質問・裏に答えを書く。

センテンスカードを見せたら、親→子どもの順に音読。和訳はせず、英語は英語のまま暗記。

センテンス丸暗記の教材としてのオススメは「英検過去問題集」

おすすめは、
筆記テスト1 (短文・会話文15問)
2(会話文5問)
3(並べ替え文5問)
計25本の英文。

暗記するときは読むだけ書き取りはしない。
英文の意味を尋ねたり、教えてあげる事は不要。
余計な文法的解説をしたりしない。文法を教えなくてもたくさんの英文を暗記すれば自然に身に付く。

⑤英会話の基本パターンは、5W1HとYes/Noクエスチョン

この2タイプをきっちり区別して、どちらにもすぐ答えられるように家庭で練習する。

⑥英語の音読には、3つのスタイルがある

  • リピート
    読み上げを繰り返す

  • シャドーイング
    音声データに一瞬遅れで続けて読むやり方

  • オーバーラッピング
    音声データを聴きながら、それにかぶせるようにテキストを読むやり方

《シャドーイングがオススメな理由》
英語の発音には規則から外れる例外が多いため。
シャドーイングは英単語の暗記のように毎日する必要はなく、一日2~3分、週一回程度で十分。
半年間、シャドーイングを行ったら、いつの間にか発音の規則性を覚えることができる。

※英語学習についての詳細は、本書のチャプター3を読んでみてください。 
 絵や写真付きで解説されていて、わかりやすいです。

【4】To Do リストでグリットとマルチタスク力を身に付ける

「To Do リスト」の活用で得られる5つの効果

  1. 時間管理が上手になる

  2. 脳内整理力とマルチタスク力がつく
    複数のタスクを見える化して、何から優先的に手をつけて片付けるべきかをはっきりさせると、脳への余計なストレスが減らせる

  3. 達成感と自己肯定感が得られる
    チェックを入れたり線を引いて消したりすると、課題が1つずつ着実に片付いていることが実感でき、達成感と成功体験につながる

  4. しつけをしなくても、親の悩みが解決する
    To Do リストにタスクを書き込むことで、自らをメタ認知し、自己管理するクセが芽生える

  5. 自分の得意と、個性が伸ばせる

重要なポイントは、子供の実力を無視して、親の勝手な都合で強引なスケジュールを組まないこと子供の実力+1というのが目標設定の理想。

この本の中では、To Do リストのタイプ・幼児編・小学生・中高生用など、実例が書いてあるので、参考にしてみてください。


1万時間で得意を伸ばすために、「グリットカード」を作って活用

グローバル社会を生き抜くためには、いわゆる5教科以外の芸術やスポーツといった分野で、自分の個性や得意を伸ばして、オンリーワンの人間に成長しておきたいもの。
そこで目安となるのが「1万時間の法則」、何らかの才能に恵まれているとしても、それぐらいの時間を地道に努力し続けなければ、何も生まれない。
得意を伸ばすための時間を作り出すために、To Do リストで時間管理と自己管理を徹底的に行う。

グリットとモチベーションを高めるためには
「少し遠い未来にある中・長期的な目標を先に定めてしまうこと」
何らかの賞がもらえるようなものにしましょう。

中長期的な目標が具体的に決まったら、いつまでに何をやっておくべきかと言う短期的な目標が見えてくる。
年単位→月単位→週単位と徐々にブレイクダウンしていくと、「今、何をするべきか」が見えてくる。細かくブレイクダウンしたら、後は今日のタスクを日々クリアしていくだけ。

【5】手作り教材で「暗記脳」と「表現力」を養う

グローバル時代だからといって、日本語を置いて英語だけ先に熱心に取り組むのは、ナンセンス。
外国語の能力は母国語の能力と連れ立って上達すると言われており、日本語の語彙力が貧弱なら、英語力が高まるわけがない。

  • 漢字カード
    漢字で物の名前を書き、その実物と一緒の場所に置いておく。

    ひらがな→カタカナ→漢字の順に覚えさせた方がいいというのは、大人の勝手な思い込み。表意文字の漢字は子どもの脳にインプットされやすく、子どもは驚くほどに吸収する。
    漢字に学年の壁がない。読みたい漢字はどんどん読ませる。

  • 手作り絵本
    子どもを主人公にしたり、身近なものを登場させたり。

  • 読み聞かせでなく読んでもらう
    初めのうちは読み聞かせ、しかしいつまでも読み聞かせをするのでなく、子どもに読んでもらうことで、リーディング・スピーキング・リスニングという3つの技能を駆使できる。

  • 音楽は、グローバル力を高め、知能の発達を助けてくれる
    音楽レッスンは、知能に良い影響与えると言う報告も。

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