私が民泊を始めた理由

外国人観光客が増え、忍者体験も忙しくなり、嬉しい反面、問題も見えてきました。かつて1万円以下で泊まれたビジネスホテルが、インバウンド需要で週末は2万円を超えるのが当たり前に。これにより、試合に出場する選手たちが、新宿ではなく埼玉など遠方に宿を取るようになりました。プロ選手は、前日計量後に私のジムで調整し、その後1時間以上かけて宿に戻り、翌日も試合会場までまた1時間以上かけて向かうという状況です。

試合を控えた選手には、もっとリラックスして休んでほしいし、減量やコンディション調整に専念してほしい――そう思った時、私たちのジムの上の物件が空いたのです。

新宿FACEで試合がある際は、ここから歩いて6分。試合当日もギリギリまでジムを使ってウォーミングアップや休息ができ、4台のガスストーブを使えば、前日の減量や水抜きも安心して行えます。

後楽園ホールにも電車で20分かからずに到着します。

選手がベストな状態で試合に臨むためのお手伝いをしたいと考え、この民泊を始めました。キックボクシングやムエタイだけでなく、武道や世界中の格闘家の皆さんにもご利用いただけることを願っています。