24-09 困難に出会ったら


今回は困難に出会ったら、どう対応していくかを自分なりに言語化していこうと思う。
以前自分が体調を崩した時に、集団認知行動療法を学んだ時があった。それは、認知、感情、身体、行動は、相互に影響しあっているというのが、一番しっくりくる解説であったが、
認知(Cognition): 認知は、個人が出来事や状況をどのように理解し、解釈するかに関連します。認知には考え方や信念が含まれます。例えば、否定的な考え方や誤った信念は、不安やうつの症状を引き起こす可能性があります。
行動(Behavior): 行動は、認知や感情に基づいて行われる反応や行動パターンを指します。例えば、避ける行動や不安を和らげるための行動が不健康なパターンである場合、これが問題を悪化させる可能性があります。
感情(Emotion): 感情は、認知や行動に大きな影響を与える要素です。否定的な感情(例:不安、悲しみ、怒り)が強いと、認知や行動が歪み、問題の解決が難しくなります。
身体的反応(Physical Response): 身体的反応は、ストレスや不安などの心理的要因によって引き起こされる身体的な反応を指します。心拍数の増加、筋肉の緊張、浅い呼吸などが挙げられます。
例えば、朝眠くて布団から出られない時、まず布団から出てコーヒーを飲むという行動を習慣づけていると、時期に眠気も冷めて、覚醒し学校や会社へ行くことが億劫でなくなる、といったものが挙げられる。ここで注意が必要なことは、身体反応と、感情は自分でどうしようもないことが多いが、認知と行動は自分で変えられることが多いので、そちらを意識して変えることで、この4つのバランスを時にうまく使い、健康的に生きていくという考え方である。当時僕自身すべき論が強く、意外とこうでなければいけないと、自分に何かを課すタイプであった。それが足枷となり、困難に対してうまく立ち振る舞えず、体調を崩したことがあった。まあ、そういった時は得手して、結局のところひとつの問題だけではなく、多くのことが同時多発テロ的に、うまく行かなく、八方塞がりになっていたりするのだが、今後のために、その辺りの経験も踏まえて考えていけたらと思う。
 
まず一般的に、困難に対応するときは、以下のことが必要であると思う。
冷静になる: 感情的にならず、冷静な状態で問題を見つめ直すことが大切。自分で冷静かわからない時は、人と話をしてみるのもおすすめである。本当に、持つものは友である。
問題を理解する: 問題の本質を理解し、何が問題を引き起こしているのかを明確にする。もし何かを試せるのであれば、再現性の確認や、傾向をみることも必要かもしれない。何かとの関連が示せるだけでも、糸口を掴みやすい。パラメータは複数あった方が良い。
解決策を考える: 問題解決のためのアプローチを考えます。他の人からの助言やアイデアも参考にする。ただ、ひとつの答えだけが、原因でないことも多いので、安直に答えが見つかったからといって安堵しないことが重要である。
行動に移す: 考えた解決策を実行に移し、問題解決に向けて行動する。
柔軟性を持つ: 解決策が思った通りに機能しない場合でも、柔軟に対応し、必要に応じて計画を修正する。解決策が思った通りであったとしても、複合的な要因である可能性が、残っているのであれば、安易に安堵しないこと。
ポジティブな姿勢を保つ: 困難な状況でも、前向きな姿勢を保ち、困難を乗り越えるためのエネルギーを保つことが大切。
困難に対処する際は、一人で抱え込まず、信頼できる友人や家族、専門家に相談することも重要だと思うので、多くの選択肢を持っていることも大切かなと考えます。
もうひとつ考えたことは、危機管理の考えかた。本当に危機が迫っているときは、ベストケースを考え、そのことのみをいかに実現するか集中するべきで、危機から遠ざかっているときは、最悪のケースを想定して準備すると良いのだそうだ。よって、困難に立ち向かい、それを克服することも、場合によっては、今からの危機管理の考え方とセットで、より確実に乗り越えられる可能性があるかもしれない。 まあ、四六時中こんなことを考えるのも、如何なるものかと思うが、こういった日々の言語化も、もしかすると未来の危機管理の準備になると良いなと思いつつ、困難に出会った時の話としたい。

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