24-10 本物に出会うと言うこと

 よく若い時に本物に出会い、みておくと良いことが起きると言う話を聞くが、今回はそういったお話。
 小さい頃にクラシック、スポーツ、芸術もしかしたら学問でも、子供にはまだ早いと言われるようなレベルに触れたり、実際鑑賞したりすると、その子供にその時はわからない刺激的な思い出と共に、興味や好奇心と共にその世界に引き込まれていくことが稀にある。時にはこれ両親の影響で、兄弟の影響で、と答えることにつながっていたりする。本物とは、その良い影響とはなんだろう。

 絵画のようなものであれば、本物に対して偽物は贋作などになるであろう。そもそも本物とは?実際辞書で調べてみると
1、      偽物でない本当の物、本当の事
2、      見せかけでなく実質を備えていること、本格的であること
3、      名実ともに備わっており、秀逸で立派なもの
 こうすると、本物とは、偽物でないと言うことより、2、3である物のことを言うことが多いのかなと考えますし、文脈としてもこちらを受かっていることが多いかなと思い起こします。ここで、3番目を考えると、著名な画家が書いた絵画と紹介されれば、すでに「名実ともの備わっており、」に適合して本物になるわけです。
 であれば、こういった秀逸なものが与える影響はなんなのかをChatGPT-4への質問を参考に言語化してみました。

1、      感覚の鋭敏化:本物の芸術作品や自然の美しさなどに触れることで、視覚や聴覚などの感覚が豊かに刺激され、美的感覚や観察力が養われることがあります。
2、      インスピレーションの獲得:真の才能や創造性に触れることで、自分自身の創造的なアイデアや情熱が刺激されることがあります。
3、      価値観の形成:本物の経験や人間関係に触れることで、人生の価値観や優先順位、自分自身の価値観や信念が形成されることがあります。本物の体験は、人生における何が重要であるかを教えてくれることがあります。
4、      学習と成長:本物の知識やスキルに触れることで、深い学習が促進され、個人的な成長やスキルの向上が達成されることがあります。
5、      信頼と誠実さ:本物の人々や誠実な行動に触れることで、信頼や誠実さの価値が強化され、より信頼性の高い関係やコミュニケーションが築かれることがあります。
6、      情熱の喚起:本物の才能や情熱に触れることで、自分自身の情熱や創造性が刺激されることがあります。他人の情熱を目の当たりにすることは、自分自身の追求へのモチベーションを高めることがあります。

 この文章を見ていて、誰かに「あなたは本物のコーチですか?」と問われている感覚に陥りました。全部は無理かもしれませんが、上の6項目のうち一つでも、毎年、毎月、毎日コーチとして成長できるように、行動しているのかが大切で、本物の大人になることも、似たようなことなのだと感じている。ついついスポーツのコーチは、戦術、戦略、体の動かし方、股関節・肩甲骨の動き、などに走りがちだが、こういった事とセットで理解し、選手に提供することが、本当に大切なことなのだろう。なんとなく、感覚的に捉えていて、6年ほど前から心理学を学び始め、気づきを得て、今道半ばでいるこの時に、言語化できたことはよかった。

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