24-14 怒る なんと読む?


 さて問題です。「怒る」なんと読みますか?
 まあ、「いかる」か「おこる」なんですが、同じ字が当てられて、似て非成子の言葉、日本語って難しいですね。最近友人がこんなことを言っていました。
 「最近の若い人たちは、先輩が指導で怒る(おこる)ことをしないから、またミスするような気がする。」
 つまり、その人曰く、昔は「怒られないように注意しよう!」と言う思考が、結果として本人の仕事を身につけるきっかけの一つとなっていた経験があると言うことなのだと思います。僕の中で一つの正論だと思うのは、昭和の人間だからなのでしょうか?ハラスメントで、受け側次第だから、と研修でお話をされる講師の方がいらっしゃります。問題が大きくならないために、2歩くらい手前に境界線を引くためのコメントだなと僕自身感じています。と言うのも、ハラスメントの裁判の事例をいくつか教えてもらうと、業務上必要で適切な指導の範疇かどうか?その範囲であれば、必要に応じて叱責は決していけないことだと結論づけていませんし、気をつけるべきは、小さなストレスでも、長期間にわたるストレスはハラスメントの適応に入りつつあると言う事例があるので、その辺りに気をつける必要があります。失敗が多い人に、注意、叱責をするのは当たり前で、それを逆手に過剰にとりハラスメントと声高に言うケースは、逆のハラスメントに認定されるケースもあります。
 話は変わりますが、喜怒哀楽と言う言葉がありますが、なんとも「怒」だけは、エネルギーが大きいせいか、なんとなく腫れ物を触るような扱いを受けているような気がしています。多いに喜べ!思いっきり泣け!全力で楽しめ!と言う割に、全身全霊で怒れ!みたいなことは言われず、アンガーマネージメントの様に手法を用いて、コントロールしなさい。と言う感じに扱われています。今までの過去の事例を読み解くと、怒りのエネルギーが大きすぎて、ついつい暴力的になっているケースが多々あることは百も承知ですが、なんとなく感情のバランスが悪く、なんとなく精神的に歪んできそうな気がするのは僕だけでしょうか? 暴力に訴えるのは決して許されることではありませんが、怒りを爆発させることってそこまでいけないことなのでしょうか?
 さて最初の話の「いかる」と「おこる」の違いを言語化しておこうと思います。以下調べてみて簡単にまとめてみました。
怒る(おこる): 一般的に使用される言葉で、不満や不快感を感じることを表していて、感情が表に出ることを意味し、通常は人や状況に対する反応として現れ言葉で、日常会話でよく使われます。
怒る(いかる): これは少し古風な表現で、強い怒りや激しい怒りを意味します。激しく怒る様子や、怒りによって攻撃的または暴力的な行動に出ることを表すことがあります。この言葉は、文学や古典的な文脈でより一般的に見られます。両方の言葉は怒りを表していますが、「怒る(いかる)」はより激しい感情を表すことが一般的です。
 となるみたいです。部下が「怒られた」と言うのは、感情をぶつけられた。と言うことを言っていて、叱責されたと言うレベルになっていないと言うことも、言葉からなんとなく理解できました。今の若い人の叱られたエピソードみたいなのを今度ミーティングでしてみようかなと思いました。怒られたではなく叱られたエピソードを僕も聞かせてもらうことで、僕もちゃんと叱れる、叱られない様に頑張る選手、スタッフを増やしていき

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