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人間のダメなところが面白おかしく表現…わし流 芸術の春2023⑱「魚屋宗五郎 前進座」国立劇場・大劇場  東京とは違う文化のなかで生まれた絵画の数々…⑲「大阪の日本画」東京ステーションギャラリー

歌舞伎のライトなファンというよりは、もはや国立劇場の3階席のファンとなってしまったワシ。今回は前進座の公演。前進座といえば20年かそれ以上前に吉祥寺で見たとき以来。

「魚屋宗五郎」は酒を断っていた主人公が、娘のことであまりにもつらいことがあり、「今夜だけは、一杯だけ…」と飲んでしまったところ、「もう一杯」「もう一杯」と止まらなくなり、なんで飲み始めたのかすらわかんなくなってしまうという、人間のどうにもダメなところが面白おかしく表現されていて、いや~、面白かった。とはいえ娘さんはたいへん気の毒なはずなのですが…。

舞踊の「かっぽれ」の方はにぎやかで華やか。「かっぽれ」とは「おかぼれ」のことだと説明がありました。

この日のゲストとして「笑点」の新レギュラーでもある一之輔師匠のトークもありました。チケット購入時には知らなかったので、すご~くトクをした気分。

帰りがけ、近くのおばちゃんたちの会話では「かっぽれ」がよかったという声が聞えました。おそらく酔っ払いは嫌いなんでしょうね、そりゃそうだ…。


続いてはこれまたおなじみの東京ステーションギャラリーで「大阪の日本画」。
大阪ではいいとこのお嬢さんが絵を習ったりすることが多い、あと画家はパトロンがついたりすることが多く、展覧会に出品するということはそんなにする必要がないということで、独特の文化である、というような説明がありました。記憶だけで書いているので間違ってたらすんませんが、「なるほどなぁ~」と感心。余裕みたいなものがあるような気がします。

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