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映画化をけっこう見てる気が…わし流 芸術の秋2022⑯「没後50年 川端康成展 虹をつむぐ人」神奈川近代文学館

JR根岸線は石川町で下車し、横浜中華街…ではなく餃子の王将で昼食をとってから坂道を登って港の見える丘公園へ。外国人墓地は再放送中の半世紀前の山田太一脚本ドラマ「3人家族」でも出てきましたが、このへんはそんなにイメージが変わってないように見えます。

さて、展示で最も印象に残ったのは「伊豆の踊子」のところでした。原作も読みましたが百恵ちゃん主演の映画化は何度も見ているのでそのイメージが強く、ここではその記憶から書きます。

百恵ちゃん演じる踊り子は薫という名前(ラストの下田港で兄を演じる中山仁が友和の書生に妹の「名前が薫ですから」とカオール(だったかな)というタバコを渡すシーンがあります。

しかしモデルになった踊子の名前は千代で、薫は兄の名前だったとのこと。意外だな~。この兄と川端はその後もしばらく手紙のやりとりをしていたといいます。ますます意外です。

川端作品では他に「雪国」「古都」などを読んでいますが、映画化も多いですね。特に岸恵子&池辺良の「雪国」は好きな作品で、現地ロケだったのかどうかはわかりませんが、温泉情緒あふれる、現在とはまったく違った越後湯沢の雪景色がモノクロながら素晴らしいのです。

百恵ちゃん引退作品の「古都」は本編もいいけど予告編が主題歌とともに印象的でしたなあ。特に百恵ちゃんのファンだったわけではないのですが、立川名画座あたりでその予告編を見ながら「引退かぁ」と、しんみりしたものでした。


ところで「川端康成ガス自殺」のニュースは小学生時代に朝のNHKで見た記憶がありますが、あれからちょうど50年とのこと。50年ってむかし思ってたより短いですね…。

なお下の画像は文学館からの帰りに公園内で撮ったものです。

港の見える丘公園黄葉221102ゴージャス.jpg40


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