見出し画像

こんな面白い企画は、年に3回はやってくれ! 特に小朝が素晴らしい!! わし流 芸術の秋2022㉑「歌舞伎&落語 コラボ忠臣蔵」国立劇場

建て替えが決まっている国立劇場のさよなら公演歌舞伎の第2弾は落語と歌舞伎の共演ということで、10年ぶりぐらい? という久々の出撃。なので東京メトロ半蔵門駅から意外なほどの下り坂道を歩いて行ったところ、間違えて一度、通り過ぎてしまいました。

さよなら公演はまだあと1年続くとはいえ、さぞかしにぎわっているであろう…とおもいや、意外に空いていました。やっぱし例のアレの影響で、歌舞伎を見に行かなくなってしまったジジババが多いのかなあ…。あ、そういうワシもジジイ化は始まってますが。

しかし内容はやっぱし凄い! ワシ、特に小朝ファンではなく、高座は一度聴いただけなのですが、そのときも思ったけど、とにかく上手い! それと、「殿中でござる」で約20分で「忠臣蔵」を現代の有名人に例えたりして分かりやすくかいせつしてしまう、これはやっぱり小朝師匠、相当頭がいいんですね。歯切れがよくて各人物の声色の使い分けもうまいし、名人ですなあ。特に小朝ファンではないですが、これだけで3階席3500円の金額以上をトクしてしまいました。。

いっぽう歌舞伎のほうは五段目、六段目。イノシシが出てきたりするやつですね。歌舞伎は30年ほど前、FM東京にハガキを出して招待券が当たって「安達ケ原」とかを見たのが初めてで、そのときは「音がいいなあ」というのが最大の感想でした。そして久々の今回も、「やっぱし劇場で聴く音は全然違うなあ」というものでした。あと今回歌舞伎では初めて双眼鏡を使いましたが、3階席からでも迫力満点で見ることができました。特に顔ですね。中村芝翫の顔がでかかった…!

無料の休憩所で弁当を食べられるし、ロビーには東山魁夷、伊藤深水、上村松篁などの絵画が見れるし、久々の国立劇場はたいへん居心地がよかった! あと1年、何度も行ってみようとおもいます。3500円の席で…。


もしもマンガ・イラスト・コラム・写真などのお仕事依頼・問い合わせ等ありましたら「仕事依頼」の下の方にあるメールフォームもしくはツイッターのダイレクトメッセージ等からお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?