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スターが憧れるスターの勇気ある撤退に感動! わし流 芸術の秋2022③「加山雄三 ラストショー~永遠の若大将~」東京国際フォーラムA

映画の「若大将シリーズ」、ワシは劇場で見たのはつい最近、小平での上映の第1作「大学の若大将」だけですが、外はだいたい録画して持っています。中でも雄三、いや雄大な海外スキーシーンのロケもある「アルプスの若大将」が最高傑作だと思っていますが、この日のトークによると本人もそう思っているようなのでうれしかったです。

始まっての1曲目が「海~その愛~」だったのは意外でした。最後かとおもっていたので。

始まって約35分で早くも休憩、しかも30分も。ありゃりゃ? こりゃ思ったよりしんどいのかな、若大将も85歳だからね…。

などと思いながら休憩中に流されている音楽を聴くともなく聞いていると、、どうも本人ではない様子。おそらくトリピュードアルバムでしょう。「旅人よ」井上陽水、「海~その愛~」徳永英明etc …みんな本人よりうまい!

考えてみれば若大将は歌も演技も特にうまいわけではなかったんですね。けどルックスや育ちや性格のの良さがずば抜けていた印象。あとスキーをはじめスポーツ万能ということと作曲のうまさとエレキギターなどを広め、結果的に後進が競馬界でいえばサンデーサイレンスのように大勢育てたことの功績は大きいといえましょう。

が、この日はほとんど椅子に座ったままで、ギターやピアノも弾きませんでした。つい最近、再放送された50代くらいだったとおもわれるNHK「ふたりのビッグショー」に比べるともなく比べると、ここでのライブ活動引退は「勇気ある撤退」といえるとおもいます。

そうはいっても休憩後の後半は数度にわたるアンコールを加えるとかなりのボリュームでした。聴きたい曲はみんな聴けました。若大将、これまで、そしてこれからも、ワシらに夢や元気をくださってありがとうございました!

…よくよく考えてみると若大将の曲はリアルタイムよりだいぶ後になってからの「旅人よ」のシングルを持ってるだけだった…。これからベスト盤を購入しようかな。


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