2021年8月の記事一覧
徳川慶喜の人物像-司馬遼太郎『最後の将軍』(3)
司馬遼太郎は、慶喜について「習字、漢学、国語、和歌、馬術、弓術、剣術、槍術、騎射術…どの科目も世間の秀才なみのことはできたが、それ以上ではなかった。この人物の器局は、教授されることが苦手で、それよりも自得する才能に長けている様子で、学ぶことにあまり熱心ではなかった。…家康以来の英雄であるという評が慶喜の敵側からも出るようになるが、東湖がそこまで評価したかどうかはわからない」とも書いている。(34
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