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科学コミュニケーターの矛盾・誰も話さない事(笑)

科学コミュニケーターを長年やっているので
いろんな経験をしてきました。そこで思う事をw 

今回は・・科学コミュニケーターが社会がざわつきの際に発信する場合
について書きたいと思います。
今回は、社会的にゆれた・・
「STAP細胞」を例にします。

この事件についての説明は、はぶきます。
これの説明をSNSなどで、真実は何だ?みたいな雰囲気などになった時
科学コミュニケーターの出番に感じます。

皆さんもそう思うのではないでしょうか?

特に、
話題になっている分野と、
科学コミュニケーターが同じ分野にいる場合や、
同じ組織に所属している場合は、

様々な情報を知っているので、その時みんなの知りたい情報を、
科学コミュニケーター的には周りに発信できます!!よね・・・

ですが・・
よく考えてみると・・・・

再生医療のドンピシャの専門だと、
身内すぎて、批判等はしにくい感じになります。
その後の人間関係もありますからね(笑)

同じ組織内であれば、身内すぎて批判等は、しにくくなります。
(止められてるかもしれません)

自分の身も危なくなりかねないですからね・・

となると・・

その場合、
科学コミュニケーターとして活発に活動出来る人は
その分野に遠い人、組織外の人となります。
なので、みんなが知りたい情報に、あまり詳しくない人となるはずです(笑)

そうなんです。
この構図、どこでも当てはまるわけです。
その時、説明する人は、
意外とそれほど詳しい人ではない可能性があります(笑)

ジャーナリストさんのようにする場合は問題ないですがね。

(2023.6.4追記)
で・・・それほど詳しくないと・・
講座など教育を受けている科学コミュニケーターさんだと、
おそらく大学院まで出て・・の人だと、専門分野以外は、あまりわからないので、やすやすとしゃべることができない、科学的に間違えることを避けたいですから、自分はしゃべれないという考え方になります。
(止められてはないけど、自分より専門の人に任せようという考えが主流)

(ドンピシャの専門分野なら強くいいと思いますが。)

なので問題となる分野での科学コミュニケーターがいない場合は
他の研究者?や近い人が、科学コミュニケーターのような役割を担い、
新たな科学コミュニケーター(臨時)さんが誕生します。

でもこの時、科学コミュニケーションの伝える専門知識は知らないので
実践で身に着ける感じになります。
(科学コミュニケーションの知見が役に立たないという意味で)

いろんな矛盾的な構造が含まれていると思うのです。

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