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楽しいを形に、楽しいに巻き込まれる〜ヒラクフクシ感想〜

聴き終わった感想は、「あぁ、こんなに似た思考してる人っているんだな。」だった。

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先日、「ヒラクフクシ」という、「福祉という文脈で、福祉職の人以外とも連携できる場」を提供するイベントの文字起こしを書いた。

こちらはイベントのほぼ完璧な文字起こしで、自分の感想はいれていなかったので、別記事として書いてみようと思います。

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※このヒラクフクシvol.2がなんと今夜開催!今回のゲストは、特別養護老人ホームの施設長を務めている伊藤浩一さん。参加申込はFacebookイベントページの【参加】を押すだけ!オンライン開催なので気になった方はぜひ!

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やったことは違ったが思考は全く同じだった

「遠方に住む祖父母と触れ合ったことで高齢者が好きになった。高齢者が大好きだからみんなに伝えたいと思った。」と語ったゲストの山田 修平さんは、

「なんで高齢者ってこんなに印象が悪いんだろう」
「なんで歳をとるってネガティブにとらえられがちなんだろう?」
「自分に何ができるんだろう?」
「どうやって魅力を伝えよう?」

そんな思考の結果、「興味なかった人に高齢者に触れてほしい。その機会を作り出すために自分の好きな写真が使えるかも」という思いに至り、「最高にイケてる高齢者の写真展」を開催した。

驚いたのが、この考えが、私たちが2020年2月15日に開催した「みんなの学会」に似通っていたからだ。クラウドファンディングの新着情報にも書いたが、私も「私が楽しいと感じた手話の魅力を伝えたい」。そのために「私の好きな学問をかけあわせよう」という発想からこの企画が生まれた。「聞こえない人たちのために」という言葉は使わないようにした。「私が楽しいと思ったことが結果的に何かの役に立てばいい」。そんな思いを持ち続けるよう意識した。

誰かのためにやるっていうのはきついこともある。そういうことはやめたっていいんですよ。僕がやるのをやめても誰も困らない。でも自分が好きだったから。やりたかったから実行できた。もし偽善的な気持ちでやってたら続かなかったかも。

山田さんも同じような言葉を紡いでいた。

最初のフォロワーが大切

もう一つ、強く意識したことがあった。

「福祉をヒラクには?」という問いに対する僕の答えは
「ムーブメントをつくること」

楽しそうに活動している人がいれば、それに人が集まってきて、大きなムーブメントに発展する。本気で楽しそうにやっていれば、誰かが最初に「それ面白いね」って仲間になってくれるはず。

最初にリーダーになる人がいるはずですね。でもアイディアを考えた人がえらいわけじゃない。仲間たちがいたから、最初にいいじゃんて行ってくれた人がいたからできた。

「みんなの学会」も、確かに最初は私がいい始めたことだった。でもつくば院生ネットワーク(TGN)のメンバー始め、スタッフに加わってくれた仲間がいたからこそ実行できたことだった。最初に仲間が「いいじゃん」って言ってくれなかったらこの企画は間違いなく形にはならなかった。もちろんアイディアを出すことは素晴らしいけどそれは形にする仲間がいてこそだということを忘れないようにしたい。

もし自分がアイディアを出せないときでも、周りに「面白そう!」と思えることをやっている人がいたら、「面白い!」「一緒にやりたい!」と声を上げていきたいと思う。

開かれた福祉の文化を作るために

毎月やっていこうと思ってます。文化をつくるためには続けていかないといけない。無理してでも続けたいと思っていて。

ヒラクフクシ発案の小泉さんは言う。この状況で対面での開催は難しくなってしまったが、次回(今夜!)はオンラインで開催する。

今回は、特別養護老人ホームの施設長を務めている伊藤浩一さんをお招きし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、福祉の現場がどのように変化し、これからどのようなことが求められるかについて、お話いただき、考えていきます。

ちょっとでも「面白そう!」と思った人は一緒に巻き込まれましょう。

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