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猿でも挨拶するんやで!!あんた人間やろ!!

近所の人への挨拶を怠った小学生の私に落ちたオカンの雷である。
オカンはとにかく挨拶に厳しかった。滅多なことでは怒られなかったが、挨拶をサボった時だけは胃袋が縮み上がるほど怒られた。
その時に決まって言われたのがこの言葉である。この言葉もやはり「挨拶しろ」という命令口調になっていないのが良い。ここで伝えられている事実はたった2つ。
・猿は挨拶をする
・あなたは人間である
それを踏まえてどうするかはあなた次第という訳である。しかし自動的に「挨拶しないあなたは猿以下」という結論が導き出されたため、小学生の私はたいへん焦った。
おかげで挨拶の厳しい野球生活においても挨拶で怒られることはなかったので、オカンには感謝である。

社会人でも挨拶をしない人が意外に多いことに驚いた。別にそれを咎めたりはしないが、その度にオカンの怒った顔を思い浮かべてしまう。

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