おばさん
わたしはおばさん。でも、まあ、中身はおばさんだけじゃない。
何故だかわからないけど、高校生の時もあるし、小学生の時もある。二十歳の時、三十路の時もあるし、年相応の時もある。もしかしたら、実年齢を通り越して、おばあさんになっていることもあると思う。
外側がおばさんでも、内側はまあまあ複雑なのだ。だから、「いい大人だから」という目で見られても困る。ただ、そこもまた不思議なんだけれど、高校生の気持ちでいる自分を同時におばさんの自分が俯瞰で見ている。
自分が何層にもなっていて、今日はこのレイヤー、今だけこのレイヤー、という感じで表面に出てくる。その引き金になっているのが大抵は音楽だ。特に、その年齢の時に聞いた音楽。
いや、みんなもそうなのかな。こういう感じなのかな。
こんなことを思うのは、もうすぐ死ぬのかな、とか考える。
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