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試験直前

今日はこれから英検3級の面接試験である。わたくし、行きがかり上、英検を受けることになった。「3級は中学卒業程度の英語力なので楽勝ですよ」と言われたものの、問題集を買ってやってみたら、ほとんど忘れておるではないか。日常で英語を使うことなんて、ここ30年以上ないわけで。英字新聞を読んでいるわけでもないし、洋楽をガッツリ聞いているわけでもない。映画は字幕に頼っているから、音声はBGM程度にしか聞いてないし。

で、直前二週間程度で問題集をやってみたら、「忘れている」のではなく、自分が中学〜高校で習った英語を「全く理解していない」ことが判明。よくこれで卒業できたものだ。わからんことだらけだが、とにかく試験は目前。暗記力だけに頼って、なんとか筆記試験はパスした。

今日は面接なんだけれども、問題集やYouTubeの解説などを見ても、自分ができる気がしない。ハロー、と部屋に入ったはいいが、緊張して文字も読めないのではないか。ああいやだ。考えるだけでもゾッとする。面接官の前でアワアワする自分が想像に難くない。本来、人と話をするのにスムーズにやり取りできた試しがないのに、英語でそれができるものか。

そもそもなぜ英検を受けることになったのかというと、ムスメの英語力が惨憺たるもので、鎖国の時代なら良かったのにね、という程度なのだ。だから、一緒に勉強して英検を受けてみようよ、という話になった。

筆記試験は1550点満点中、合格ラインは1100点前後だ。ムスメは4点足りなかった。英語力ゼロから初めて1,000点を超えたのだから、よくやったと言ってもいいのだが、いかんせん、テストは合否で決着を付けられる。それが試験というものだから、ムスメには良い勉強になったと思う。

だが、本来の目的であるムスメの英語力向上とはぜんぜん関係ない、わたしが二次試験を受けるのはなんとなく変な感じだ。きっと受験に来ているのは、小中学生。オバハンがポツリと列に並んでいるのは、ちょっと居心地が悪そうだ。

こうして受験の緊張感を再体験してみると、高校や大学受験を控えた人たちの心中お察し申し上げます、だ。ああ、早く終わって気楽になりたい。その気持ちが痛いほどよくわかる。

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