てづまり

１週間休んで、仕事が山積みになっている。

「さてやるか」と、ひとつやり始めたら、雪崩のようにあれもこれもが押し寄せてきた。こっちを片付けるためには、こっちの手続きをしなければならず、それをやろうとしたら、さらに別の部署の許可を得なければならない。なんだこれ。毎月やっていた仕事なのに、なんでこんなにもこんがらがっているのだろう？

同時進行で、生徒が来て授業が時間割通りに行われる。自分の担当する授業もある。事務仕事が進むはずがない。が、締め切りは延びない。

データを整理するのに4時間かかって、お弁当を食べるのに15分の休憩をした。その後、打ち合わせやら、生徒の日誌にコメントを書くやら、あれよあれよと言うまに５時間経った。わたしのところだけ、時空が歪んでいて、1時間が40分くらいで終わっていないか？気がついたら時計は18時を指している。やばい。帰らないと。

帰る直前、大きなミスをしていることに気づいた。これは指示された通りに確認しながらやっていれば間違うことのない仕事だが、うっかり失念して確認をせずに進めてしまった。これはまずい。大変にまずい。

わたしは明日、叱られるし、少なからず信用を失う。失敗してしまったー。わーん、どうしよう。大きな声で叫び出したい気持ちだが、大人なので声には出さず、辛さを噛みしめている。