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やりくり

家事が辛くなってきた。5時半に起きて、3人分の朝ごはんとお弁当を作り、掃除機をかけ、洗濯物を干して仕事に出る。スーパーで買い物をして帰ってきて、洗濯物を取り込み、それをたたんでから夕食の準備。夕食後に洗い物をし、お風呂を洗ってお湯をためる。週に1〜2度アイロンがけもする。こんなの主婦の1日として当たり前だろう、と言われればそうかもしれない。

「ただいま」と言ってから夕食の食卓に着くまで、一回も座らないこともある。その時間がないのだ。正直、若くないわたしには、しんどい。

最近、ムスメがよく手伝ってくれるようになった。夕食の後片付けやお風呂掃除をやってくれる。わたしはその間、気を失うように寝落ちすることが増えた。かなり助かる。

ただ、ムスメは、自分のやりたいことがあると「お手伝い」はしない。動画を見たり、本を読んでいたりすると、全く動かなくなる。

だから、お金を払うことにした。家事1回につき、50円である。夕食の後片付けとお風呂掃除だけでも、1ヶ月続けると3,000円だ。掃除機がけや洗濯物をたたむと、ひと月5,000円も夢じゃない。ムスメはお小遣いがもらえるし、わたしは楽になる。win-winの提案だと思ったのだが、オットはヨシとしなかった。「それは小遣いではない」という。お小遣いはなにかの対価としてもらうものではないそうだ。へー。そうですか。

ならば、お小遣いではなく、今日からは「賃金」とする。


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