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2分でやる

去年の11月頃から、失速している。

冬が本格化するにつれ、わたしのやる気と体力が、みるみる下がっている。以前は「気の持ちよう」で乗り切れると思っていた部分でさえも、もう無理。布団から出たくないし、水回りの家事はしたくない。

そこで思い出したのが「家事における集中力の細分化」だ。どこで聞いたのか忘れたが「たいていのことは2分間くらいなら集中力がキープできる」という説。忙しい主婦は、隙間時間に、思い立ったら2分間だけやる。例えば洗濯。サッと立ち上がって、洗濯物と洗剤を洗濯機に入れ、スイッチON!これは2分もかからない。洗濯機が回っている間に、他のことをやってもいいし、休んでいてもいい。炊事も冷蔵庫の中を見て献立を決め、材料を取り出す。ここまでで2分。あとは惰性でできる。お風呂掃除も、部屋の片付けも、ここまでを2分で、と細かく分けて取り掛かる。こうして2分ずつカタをつけていくと、もう少しやってみようかな、と思えたり、次の行動にも計画性が出てきたりする。

待てよ。これ、結局は「やる気がでる呪文」じゃないのか?テンションが低く、エンジンをかけるのに時間がかかりすぎるので、「2分でできる」という呪文を機動力にして、チャチャッとやるイメージを持たせ、重い体と、回らない思考をなんとか動かすためのマジックなのでは?眠くてもだるくても、2分ならやれそうだもの。

だってほら、「noteを2分で書く」と思って始めたら、思いのほか集中できた。もちろん、2分で書けやしないことはわかっていた。けれど、最初の2分に集中力が持てたので、あとが続いた。

なんだそういうことだったのか。さて、次の2分はなにをしよう。


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