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トレンドフォロー戦略で売買するなら、RSIを使いこなそう!⑤

私は株式投資が大好きです!ここに至るまでに紆余曲折はありましたが、いろいろな経験値を積みあげてきた結果、私流の成長銘柄のトレンドフォロー戦略という取引手法をようやく構築しつつあります。そのため、トレンド系のチャートを中心にこれまでお話してきました。

しかし、株式投資は誰かが勝てば誰かが負けるゼロサムゲーム。「儲ける!」という一つの目標に向かって人間の欲と欲がぶつかりあう場所ですから、過剰なまでの熱狂感と、過剰なまでの悲壮感に満ち溢れる瞬間があります。わかりやすい例でいうと、2020年3月のコロナショックは過剰なまでの悲壮感に満ち溢れました。

この過剰なまでの熱狂感と悲壮感にマーケットが支配された時、株価の動きは心理戦となり、大多数の心理に覆いつくされて均衡が崩れた瞬間に一方向に動き出します。99%の投資家が「まだ下がる!ヤバイ!」と思った時、冷静に判断できる人はそうそういません。

経験値をためられていれば雰囲気でわからなくもないのですが、まだためられていない時には過去の動き、いわゆるチャートという道具を頼るほかないのです。前回④の記事でご紹介した「オシレーター系のチャート」を活用する場面が必ず訪れます。

過剰なまでの大衆心理に流されないために

今回はオシレーター系のチャートである「RSI(アールエスアイ)」で、株価の過熱感を確認する方法をみていきましょう。

株なんて買えば儲かる!楽勝楽勝!!

株式投資にはビギナーズラックというものがあり、ただ単に地合いがいいから勝っていることを忘れてはいけません。株式投資では、勝つ日もあれば負ける日もあるのが普通です。経験値をどんなに積んでも、負けた時の精神的ダメージははかりしれないものがあります・・・

心理戦に打ち勝ち、負ける回数を減らすために、念には念をいれてオシレーター系のチャートである「RSI(アールエスアイ)」を使いましょう。

RSIの基本

RSIはRelative Strength Indexを略したものです。RSIの算出式は「N日間の上昇幅の合計÷(N日間の上昇幅合計+N日間の下落幅合計)」です。株価が上昇すると数値は上昇し、株価が下落すると数値は下落します。過去一定期間(以下N日間)の株価の上昇幅と下落幅における、上昇分の割合を表しています。

簡単に言うと、私たち投資家は、株価が株価が暴落すれば「どこまで下がるんだろう」と不安になり、株価が上昇すれば「まだまだ上がるだろう!」と強気になります。勘や雰囲気で適当に取引すれば負ける確率が高くなりますから、株価を数値化して、買われすぎか売られすぎかを過去の株価と比較したチャートがRSIなのです。

チャートでRSIを確認してみましょう。TradingViewからお借りしました。①の記事で解説しましたが、RSIのチャートは下の部分になります。

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RSIは0%から100%の数値で表され、一般的に「30%以下になると売られ過ぎ」「70%以上になると買われ過ぎ」とされています。30%と70%で点線が引いてあり、30%から70%の間には色が塗ってあります。色が塗ってないエリアに折れ線がはみ出すと、過熱感・悲壮感があることになります。

その時々のマーケットの地合いに流されて、勘や雰囲気で適当に売買しているようでは、負けてしまう確率を自ら上げるだけですし、絶好のチャンスタイムを逃すことにも他なりません。

「チャートは過去の株価だから無意味だ!」と頭ごなしに批判しているだけでは何も変わりません。一日でも長く株式投資を続けるために、過去の株価動向を参考にマーケットの強弱を確認し、冷静な売買を心掛けたいものですね!


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