見出し画像

感じやすい人へ。 生きづらいのは、あなたが弱いからではなくエンパス(共感能力者)だから(2) 〜エンパスの種類と私の特徴〜


※ 2016.6.22・26 に公開した記事です。(一部加筆修正)

○ エンパスの種類

まずは、エンパスの種類につい簡単に説明してみます。

エンパスだったらみんな同じ感じ方をするのかと言えば、そういうわけではなく、能力を発揮しやすい分野は人によって異なります。

ではそれを、エンパスについて世界で初めて本を書いたローズ・ローズトゥリーさんによる分類に基づきながら、簡単に説明していきますね。

【エンパスの種類(分類)】

身体直感型 …  人の体に起きていることが、説明されなくても自然に分る。(赤ちゃんを授かると、親は自分の子どもに対して数年間この能力を得ると言われています。)
身体ワンネス型 …  身体面において人と同化する。人の体に起きている身体症状を、その人に意識を向けただけで、自分の体の中でも同じ体験をする。
感情直感型 …  人の感情が、表情や体を見なくても自然にわかる。声の調子、話すスピードなどといったわずかなヒントからでも、瞬時に相手の感情が把握できる。
感情ワンネス型 …  感情面において人と同化する。人の感情を、その人に意識を向けただけで自分の心の中でも同じ体験をする。
知的変容型 …  人の思考のプロセスを、まるで自分のもののように体験する。相手の知的能力を自分に移すことができるので、例えば自分が全く知らないはず分野のことを、得意な人と一緒にいるだけで簡単に理解できたり実行できたりします。珍しいタイプ。
スピリチュアル・ワンネス(霊的一体化)型 … 人の内面(魂や霊的な感覚)をそのまま体験できる。他のエンパシー能力と違って誰にでも備わっている能力。

他にも

・分子エンパシー ・動物エンパシー ・メディカルエンパシー ・ガーデニングエンパシー ・クリスタルエンパシー ・エレメンタルエンパシー ・環境エンパシー

といったものがあります。

※ もっと詳しく知りたい方は、ローズ・ローズトゥリーさんの本『エンパシー 共感力のスイッチをオン/オフしよう』(株式会社ヴォイス)をお読み下さい。


○ 私のエンパスの特徴

因みに私は、上記の主な種類である身体直感型〜スピリチュアル・ワンネス型まで、全てに当てはまると思います。

唯一、知的変容型の要素は、普段滅多に出てこないとは思いますが、そう言えば…と思い出すのは。

中学生の頃くらいから、人の書いた本を読んだ後、その本の話の余韻が残っている状態で小論文などの文章を書く機会があると。

必ず、自分の頭で作ったものではないような文章になってしまうのが、不思議で不思議で仕方なかったのを覚えています。

自分で自分の書いたものを見返しても、使う単語、言葉遣い、抑揚…どこからどう見ても、私ではなく前日に読んだ、あの作家さんの文章にしか見えないのです。

文章の中には、自分があまり知らないはずの単語や、普段の自分がしないような思考まで含まれているのです。

当時の私はサイキックでもなかったですし、自分に起こっていることの訳が分からず、混乱しました。

でも人に話しても気持ち悪がられるだろうと思い、自分だけの秘密にしながら、「これはなんなんだ!?」と戸惑いと疑問を膨らませていた記憶が、今もリアルに思い出されます。

そして下に、マイナーな種類として書いたものの中の、「動物エンパシー」「クリスタルエンパシー」「エレメンタルエンパシー」「環境エンパシー」の要素も、集中すれば繋がれるというレベルですが、少し持っていると思います。


○ エンパスの人達が感じる「生きづらさ」

身体も感情も、解説を読んでお気付きかと思いますが、直感型よりもワンネス型、つまり「人の身体で起きている症状や感情を、自分の中で同じように体験してしまう」タイプのの人の方が、心身の負担はとても大きくなります。

ワンネス型の場合、特技や才能と言うよりは、「生きづらさ」を感じてしまうことがとても多いはずです。

例えば、身体ワンネス型であれば、もしも呼吸困難の人やお腹が痛い人を目の前にしたとしたら、自分の体にもその人の呼吸困難や腹痛がそのまま移ってきてしまうのです。

感情ワンネス型の人でれば、イライラしている人、気持ちが深く落ちている人、そんな人を見かけただけで、自分も全く同じようにイライラしたり深く落ち込んだりすることになります。

人混みに行けば、数えきれない程沢山の人々の体感や感情と次々同化するので、とても苦痛だし混乱するでしょう。


もしもエンパスである人が、その同化する能力(エンパシー)を全くコントロールできなかったとしたら。

自分1人でいる時間以外、全ての時間において、どれ程心身の苦痛を感じることになるか、なんとなく想像がつくでしょうか。

けれども反対に。

一見不自由なその能力も、不用意にその能力が働かないよう自分でコントロールできたとしたら。

例えば私のような人助けをする人にとっては、相手を理解するのにとても役立つ「優れた才能」になります。

コントロールするための方法も、勿論後で説明しますが、まずはその前に。

エンパスで苦労している方は、「どうして私だけがこんな苦しい思いを…。」と思っている方も多いかもしれませんね。

なので次回は、こういったエンパスの人達が存在する意味について、一緒に考えていきたいと思います。


(つづく)


サポートしていただいたお金は、更なる活動のために大切に使わせていただきます。とても励みになりますので、よければサポートをお願いします。^_^