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正しい骨格のために必要な「維持療法」

今回は前回の続きで、カイロプラクティックの特徴である「維持療法」について、もう少し詳しく説明していきます。

※ 前回の記事はこちらです。

【 インタヴュイー 】 漆原 祐一 カイロプラクター。患者に優しく効果の高い新しい形のカイロプラクティック『ウルシ式カイロ』考案者。 ※プロフィールの詳細記事 https://note.com/rikathomas/n/n9dc4da79f201

○ 維持療法① 体操療法

体操療法は、私達の普段の日常生活の行動に例えて言うなら、歯磨きに相当します。

どういうことかと言うと、皆さん食べたら歯が汚れるので、歯磨きしますよね。

では、人間の骨格がいつ歪んでいるかと言うと、実は毎日歪んでいます。

何かにぶつかったとか、事故などのアクシデントでしか骨格は歪まないと思っている人が多いですが、実は普通の生活をしていても、重力の影響を受けて、毎日少しずつ歪んでいるのです。

そこに例えばスポーツや育児など、体に負担のかかる生活習慣がさらに加わり、歪みが積み重なっていきます。

なので、歯磨きのように、その日に歪んだ骨格は、その日のうちにリセットするのが理想です。

体操と言っても、筋肉トレーニングややスポーツのようなものではなく、「骨格のための体操」があるので、それを行っていただきます。

そうすると歪みが積み重なっていかないので、骨格の正しい形を維持していくことができるのです。


○ 維持療法② 食事療法

もしも栄養が充分に摂れていたとすれば、これ程までに、骨格の問題を抱えている人は多くはないはずです。

足りていないから、皆骨格にまつわる不調が出てくるのです。

的確に栄養が摂れるようになれば、関節が中から修復され、体の機能において重要である「神経伝達」が改善されるので、全身の機能が向上します。

そのために必要な主な栄養素が、「カルシウム」と「コンドロイチン」です。

炭水化物なら米やパン、たんぱく質なら肉や魚といったように、意識しなくても摂れるものであればいいのですが、カルシウムとコンドロイチンは、例え意識したとしても摂りにくい栄養素です。

例えば、食品で無理矢理必要量摂ろうとすると、毎日牛乳を1〜2リットル、フカヒレや魚の煮こごりを鍋一杯食べるということになってしまいます。(実際の吸収率まで考慮して充分量取ろうとした場合であり、厚生労働省の食事摂取基準とは異なります。)

それだけ毎日摂取するのは、当然難しいですよね。

特にカルシウムは、とても吸収しづらい栄養素です。

なので、サプリメントを活用していくといいのですが、カルシウムはリンやシュウ酸に吸着して体外に排出されてしまうため、サプリメントを摂ったとしても普通は体にあまり残りません。

しかし私達の所では、体に吸収されやすい形に特別に開発された、他とは違うサプリメントを扱っているので、的確に栄養補給し、体を中からも作っていくことができます。


○ 維持療法③ 睡眠療法

人間はいつ体を修復しているのかというと、寝ている時以外ありません。

寝ている間に脳から修復ホルモンが出て、体が修復されているのです。

寝ている寝具が骨格にとってよくない環境であった場合、筋肉が緊張し、そのせいで血行不良になり、結果ホルモンが体の隅々まで行き渡らないということになります。

睡眠環境を整えないと、なかなか根本的には治っていいません。

睡眠環境は、寝ている時間がおよそ7〜8時間、つまり1日の1/3を過ごす場所なので、そこが骨格にとって良い環境なのかどうかで、治っていくか、壊れていくかの大きな分かれ道になってしまいます。

今、殆どの人が、寝具によって体を「壊している」現状があります。

それを1人1人が自覚し、体にとって本当に良い睡眠環境を整えていくことに、意識を向けていく必要があります。

それでは、どういった睡眠環境なら良いのか、次に説明していきましょう。


○ 柔らかい寝具が良くない理由

まず、知っている方も多いかもしれませんが、低反発や柔らかい寝具というのは、体にとって全く良くありません。

寝具が柔らかいと、体が寝具の中に沈み込んで、窪みにはまってしまうため、寝返りが打てなくなります。

そうして同じ姿勢が続くと、骨格への負荷は増し、歪んだり、背骨の間から出ている神経も圧迫され、その結果体に様々な不調が引き起こされます。

硬い寝具であれば、体は安心して力を抜いていられるのですが、柔らかい寝具だと体は逆に、筋肉を硬く緊張させることで自分を守ります。

体が沈んでしまうことによって起こる骨格の歪みを、なんとか最小限に食い止めようとするためです。

その筋肉の緊張が、主に寝起きの時に感じるコリやハリという訳なのです。

寝て起きただけなのに、体が疲れていたりこっているという人は、とても多いです。

けれどもそれが慢性化すると、体が疲れたりこっている状態に慣れきってしまって、実際体は大変な状態になっているにも関わらず、本人の自覚は全くなくないという状況になることもあります。

そうなると、本人の自覚としては楽ですが、「寝具によって体を壊している」という認識が全くできなくなるので、ますます状態を悪化させてしまう傾向にあります。

それこそが、睡眠に関しては最大の盲点であり、私達カイロプラクターが今起こっている問題と、改善方法を気づかせていく必要があります。


○ 寝具で大事なのは「硬さ」と「矯正力」

寝具で大事なのは、「硬さ」と「矯正力」です。

寝具は「硬い」方が良いということは、ご存知かもしれません。

ただ、市販で売られている寝具の場合、例え「硬い」「高反発」と謳われている商品であっても、骨格を充分支えられる程の硬さはありません。

するとやはり、体にとって悪い負荷が、寝ている間にかかってしまう状態になります。

そして、もう一つ大事なのは「矯正力」です。

『ウルシ式カイロ』で扱う寝具の特徴は、寝ている間、背骨に牽引、つまり引っ張る力がかかるところと、骨を支える充分な硬さがあること、そして耐久性がとても高いことです。

これらの矯正力と硬さと耐久性は、他のどの寝具にも見られない特徴であり、体への確実な効果もあるため、「特許」も取得しています。

カイロプラクターが施術できるのは、施術院に定期的に通った場合でも、僅か週1回1時間程度ですが、このような寝具があれば、毎日自宅で、寝具がカイロプラクターの代わりに骨を整えてくれることになります。

実際、体に適した寝具を使い始めると、体が変化する速度も格段に速まり、体を根本から良くすることができるようになります。


ただし、私達が扱うこの寝具は、市販では売られていません。

一度慣れてしまえば「普通の寝具には二度と戻れない。」と皆が口を揃えて言うくらい快適なのですが、骨格の歪みが強い最初のうちは「矯正用具」とも言える寝具に体が慣れてくるまでに、カイロプラクターの助言や施術のサポートが必要になることがあるためです。

必要な方、ご興味のある方は、『ウルシ式カイロ』を行うカイロプラクターから購入することができますので、お問い合わせください。

(※ お問い合わせ先は、インタヴュイーの 漆原 祐一 か、インタヴュアー・筆者の トーマス りか まで。)


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