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【014】二股のキャリアは面白い

私の経歴は、人事とプロダクトの二股のキャリアです。

「人事制度設計・採用・組織カルチャー醸成などの人事系」「新規事業企画・プロダクト設計・WEBマーケなどの事業・プロダクト系」と、二股といっても、足幅の広い二股です。
こうなった背景は、自分のやりたいことよりも、会社に必要とされている役割を優先しなければ、”明日会社が死ぬかもしれない”スタートアップ企業に長く在籍していたからですが、その辺はこのnoteに書いた通りなので省きます。

どっちがメインなの?と尋ねられれば、最近はなんとなくこう答えています。「天職は人事系の仕事で、より面白さを感じる仕事はプロダクト系の仕事なので、どっちもメイン」。
個人的な「天職」の定義は、投資した労力に対する成果の大きさで比べたときに、最もROIが高い仕事です。なので、天職=面白い仕事とは限らないと思っています。なぜなら、手がかかる仕事ほど面白みを感じさせてくれるものなので。

書こうと思ったことから脱線してしまったのでw 戻します。
まったく違うように見える、プロダクトと人事の仕事ですが、どちらも深めるほどに共通点がわかるので、一方の経験が他方に生かせることも増えてきます。

人事もプロダクトも、ターゲットするユーザーや求めるゴールを定義して、期待されるユーザー体験を実現していくことで、ゴールまで導くという点は、相手がコンシューマーであっても、従業員であっても変わりません。
プロダクト創りも組織作りも、まず最初にビジョンを明確にすることが最重要であることも共通です。
途中離脱の原因も、ユーザーの期待値とずれる機能提供をしてしまったか、あるいはマーケティングのミスで、違うユーザーを連れてきてしまったことだったりするし。

こうして、異なる領域の知見を並行して学ぶと、距離の長いシナプス連携が面白いだけでなく、違うシナプスの繋がりで既存の論理が補強されるので、より深い理解や発想の飛躍ができる点で、面白いです。

自分の意にそぐわないキャリアの寄り道なども、案外プラスになるのではと思います。


写真:キャリアにもトランジットがあるよねーということで、ドバイに向う途中に乗り換えで立ち寄ったエチオピアのアディスアベバ空港のラウンジです(2022年5月撮影byじぶん)


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