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【037】地方育ちの方言ネイティブには英語学習の適性がある

Rika Nakayama

マスメディアが普及した現代における方言ネイティブな人には、英語学習の適性があるという話です。

私は大学入学のために上京するまでは青森で過ごしていた津軽弁ネイティブです。地方住まいの人にはわかると思うのですが、津軽弁だからといって標準語に全く触れないわけではありません。まず、メディアが発達した現代においてはテレビやラジオを通して標準語を普段から浴びています。

なので日常的に自分たちが使う言語も方言と標準語を切り替えて生活しています。ほぼ無意識なので考えたことはなかったのですが、改めて場合わけしてみるとこんな感じになるかと。

■方言モードのTPO
・家族や友人との普段の会話
・授業中の先生からの質問&生徒からの回答
・お店やレストランでの注文時

■標準語モードのTPO
・授業中に教科書などを朗読する時
・公の場でのスピーチやプレゼンテーション
・学芸会のお芝居のセリフ

ざっくり、インタラクティブ系な会話は方言で、一方通行の発信系には標準語がTPOの境界らしいです。

よくTVで見る、アナウンサーにマイク向けられたりんご農家さんが方言で返答するやつ、あれは会話だからですね。津軽弁に字幕がつくアレです。

そんな使い分けをしているので、上京してからも「方言が出ないね〜」などと言われましたが、そもそも方言と標準語はミックスするものではなくて、スイッチングしているから出ないのです(たまに標準語だと思っていた津軽弁が単語単位ででてくることはある笑)。でも、標準語で友達と談笑している最中に、実家から携帯に電話がかかってきたら瞬時に津軽弁100%になる。実家の母とは標準語で話そうと思ってもできないのです!

ところで、この言語切り替え能力は「バイリンガル脳」といって、日本語と多国語を話すのと同じように、方言と標準語をスイッチングする習慣下で育まれる一種のスキルだそうです。この複数言語をスイッチングする能力の下地がある”現代の”方言ネイティブは、英語学習においてもアドバンテージがあると言えそうです。ちなみにバイリンガル脳そのものが、脳の特定の部分の発達を促すので、モノリンガル脳(一つの言語しか識別できない脳)よりも高い問題解決能力やアルツハイマー予防にも効くとか。へ〜!

さらに、方言ネイティブは幼少期から標準語と方言の両方を聞き分けながら育っているので、聞き分けられる母音や子音の数が、標準語だけで育った人よりも多くなります。

英語は24の子音と20の母音を使い分けています。かたや日本語は16子音と5母音と、圧倒的に少ない。大人になってから英語耳を育てるのに苦労するのは、この使われている音素の数の違いです。日本語耳で聞き分けられる音素だけでは、英語を完全に聞き分けることが難しい。

でも方言には、日本語の標準語には登場しない母音や子音があります。少なくとも津軽弁にはカタカナでは表現できない音素がたくさんあります(ぜひ下の動画をご参照ください。これがオーセンティックな津軽弁です)。英語の発音記号を学んだときに、祖母や母の普段の発音は、カタカナでは表記できないけど、英語の発音記号なら表記できるわ!と感動したのですが、いずれにしても方言も標準語も聞き分けできる人は、標準語の子音と母音+方言固有の子音や母音を聞き分けられる耳を持っているのです。

ということで本日の結論は、方言ネイティブな人には英語学習(英語以外の外国語も同様ですが)の適性があるということです。
適正はあるんだから、あとはがんばれ自分!

英語は国際社会人としての教養として、一生学び続けたいなと思っています。

このnoteは自分のモチベーションアップのためだけに書きました笑。

写真=2013年の青森ねぶたです。(撮影byじぶん)





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