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商業出版する方法#4〜出版企画書はプレスリリースではなく、「LP」である

ビジネス・実用書出版プロデューサー渡邉理香です。


いきなりですが、、

「出版企画書って編集者の人、読まないんでしょ?」

って起業家や経営者の方から言われることあります(し、ありました)。

改めて断言しますが、、


編集者はあなたの企画書を読んでいます。


でも、会社として編集者として、商業出版するために投資できる企画と著者ステイタスではないから、「いちいち連絡しないだけ」です。

はい。

基本的に企画書はみます。

どんな出版社でもどんな編集者でも。

しかし、あなたのところに逐一連絡はいかないです。

「可否はともかくとして、企画書送っていただきありがとうございます。とかあっても普通じゃないですか?」

て聞かれたこともありますが・・。


いや、お客様じゃないんだから。


ぶっちゃけ「あなたが勝手に送ってきたんでしょ?」ってところですからね。

そう。出版企画書送られても、めちゃくちゃ感謝されているわけではない、ということを覚えておきましょう。

出版社は「読者」がお客様であって、著者の方はまたちょっと立ち位置が違います。

そして商業出版の原則は「持ち込み企画で全て本ができているわけではない」という点もおさえておきましょう。

基本は、編集者が出版企画をたて、その企画にそって原稿を書いてくれる著者先生を探し、オファーする。

これが基本ですから。

ある意味「持ち込み」って、ありがたいようなそうでもないような、という曖昧なものなのです。

話はそれましたが、、

出版社だって、ビジネスになるようなならないのかよくわからない人(の企画書)に時間を丁寧に避けません。

だから、丁寧に丁寧にやるのが出版社として当然!とか、そういうのあるべき!みたいな考え方を持っているのであれば、即手放しましょう。

他の業界はどうか知りません。

でも出版業界(商業出版界)は、そういうサービスが主軸ではないのでので、覚えておいてください。

そして。

本は全て「出版企画書」で決まってきます。

だから、いかによりよく出版企画書を書くことができるか、がめちゃくちゃ大事になるかなと思います。

出版企画書って、PRの世界だと「プレスリリース」と似たようなもの。。

と捉えられることもあるみたいですが・・・。

私が思うには、プレスリリースではないですね。

そうだな〜、どちらかといえば、、

「LP(ランディングページ)」に近いものがあるかも。

あるいは、パワポで作らない「商品企画提案資料」ですかね。


情報を届ける、以上に出版社に企画を提案していく!

という要素の方が非常に強いと思います。

だからこそ、企画書ってただ学んで「サラッと書いたらいい!」みたいなものでもないし、

出版社の反応が悪ければ、どんどん書き直し→再提出・・・です。

その意味でも、LPやパワポで作らない「プレゼン資料」の方が近いと思いますけどね。作業&行動から見るに。

まあ、何はともあれ、

出版企画書にも書く上での「技術が要る!」ってことです。

その意味で、編集者は何気なく書いて、企画会議に出しているけど、あれってれっきとした「職人の仕事」ですね。

編集者に目がとまって、オファーされやすい企画書を作るのは、完璧に

スキルが全て。

です。

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