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人生で1番嫌いなことへの 挑戦した結果、10キロマラソン悲願の完走を果たす

人生で1番嫌いだったマラソンで、悲願の完走!
過去一の達成感を味わいました。

走る直前。気合い十分。



小学生の頃から持久走大嫌い、中学生の頃も部活の外周ランニングは何かとサボる。

そう、自分との戦いに必ず負けてきた。
痒いから、きついから、体痛いから、ただ走る事は無意味だと。

数年前、知り合いがFacebookで、熊本空港マラソンに出場し滑走路を朝日に向かいながらゴールしている投稿を見た。

幼い頃から、飛行機が大好きな私は、「絶対出たい!」「近くで飛行機みたい!」と思った。
しかし、募集を1年間追っていたものの昨年の開催の申込がいつの間にか過ぎていた。だから、今年こそはと、1年前から募集開始日を予想しカレンダーに記入しこまめに確認しながらその日を待っていた。

大会HPより。
大会HPより。



三度目の正直
熊本空港マラソンの募集要項を見つけて、販売開始日は1時間前からスタンバイ。1分以内で完売になることは予想をしていた。しかしサーバーがダウンし一般チケットが買えず。

さあどうする。一緒に申し込む予定の妹と、ちょうど熊本に来ていた旅人と頭を抱える。
県外の来場者向けの「ホテル付きプラン」と「航空券付きプラン」なら購入できた。
もちろん通常の参加費より何倍も高い。
そこで下した判断は、「後悔したくないから高くても買う!そして、この金額をどう価値に変えようか」と議題は移っていった。
ただ、何日働くとかではなく、そのストーリーも含めて、どうすれば面白いのか考えていた。
追い込まれると人は本性が出るというが、まさしく私たち姉妹らしい議論が続き、面白かった。「この瞬間を動画に回しとかないとね」と旅人。

結果的には、その日の夜サーバーを強化して再販が行われ、私も妹も通常料金のチケットを確保することができた!やはり1分でなくなり、念願のチケットゲット!

概要が出てから少しずつ練習はしていたが、ここらが10キロ完走に向けた本格的な練習の始まり。

本番1ヶ月半前は、200メートルも走れなかった。普通にきつすぎる。
食事管理だけはしっかりやった。

そして、少し高かったけど自分の足に合うランニングシューズを購入。



何もわからないので、走るフォームや足の出し方、手の振り方などYouTubeで勉強し実践を繰り返した。

そしたら、体が軽くなったような楽に走れるようになり、少しずつ距離と時間が延ばせるようになった。

2日に1回くらい歩いたり走ったり、まだ行ったことがない地元の場所を見つけては冒険していた。後半は冒険の方が楽しくなって、走るより歩いたり茅をかき分ける時間の方が多くなって本末転倒。笑

走りながら見つけた新たなスポット


この先はどこにつながるのか気になる



ただ、走るってきついだけで無意味だと思っていた自分が少しずつ変わってきていた。

本番の5日前はじめて5キロ止まらず走ることができた。少し感動した。
雨が降ってる夜という事もあり、今日はここまで。でも体感的にはもっといけそうという感覚があった。



その後練習で10キロ走るところまで調整予定だったが、その他予定が色々入ってしまい調整できず本番を迎えることになった。

練習の過去新記録が
平均ペース1キロ9分27秒
これだと、大会では5キロ地点で打切り。
ゴールする頃には飛行機飛んでしまう。というレベル。

ドキドキワクワクと不安で迎えた当日3:30会場入り。私たち以外みんな足が速そうな人ばかり。
スタイルいいし、余裕もあるしかっこいい。
それと比べて、排便が気になりトイレに並ぶ私。結果出ない。笑

盛り上がる会場


ここからは、スタート後の心境。
写真も撮りつつ楽しくスタート
だが、みるみる後ろの人たちに抜かれて抜かれて、1番後ろになるんじゃないかと心折れかける。

珍しいラッピング飛行機が駐機



途中木村県知事に越される。背中をついて行こうと頑張るが離される。

挨拶だけよりも、一緒に汗を流す知事いいよね

めっちゃきついし、5分で打切りかもだし、ペース下げるかーとも思ったが、なんだかんだ5キロまでついた。
あれ?打ち切られてない笑
じゃあと半分、今から0の気持ちで頑張るぞ!と思えた。

6キロ地点、あれキロ7分前半ペースで走れてる。このまま続けば完走いけるのかも?!
泣いても笑ってもあと4キロ!

着陸するところかな?タイヤの痕
霧が深くほぼ景色見えない



そこから無心で走り8キロ地点までキロ7分台を維持。途中歩いてるひと、滑走路に寝ころんで写真撮影する人、友だちと楽しく話してる人もいたが、自分には全くその余裕はなく、ペース維持のみ考えていた。

本当にきつかった。周囲のボランティアの方々の「頑張って、ナイスラン」の声にどれだけ救われたか。
折り返し地点で、先を走る妹にもすれ違い、「頑張ろう!いけるよ!」と励まし、なんとか止まらず進んだ。

残り1キロもうちょいと思いながらも、案外ゴールは見えない。滑走路は霧が深く、100メートル先のランナーも飛行機も見えない。孤独な戦い。
今まで走ることから逃げ続けてきた26年間を思い出しながら走った。

そして最後は、たくさんのボランティアの応援の間を通り、見事ゴール!

たくさんの応援ありがとうございました。



1時間20分7秒


一度も止まらずに走り切ったー!!
「今までの人生で1番やり切ったかも!」
きつさと達成感で感無量。

ゴール直後。顔だめだ、、


ただ、全身びしょびしょで、次は寒い。。
着替えを持ってくるべきだった。

その後は、菊池に帰り城乃井温泉へ。
やり切ったーという気持ちと、姉妹で良かったところなど感想をシェアし合う。

今後、大会に出るかどうかは別として。
走るって悪くないなって思っている。
改めて、やれば、なんでもできる。と

最初は200メートル走れなくても、数日後には余裕になり、10キロ歩くのが余裕になり、たぶん5キロ走る事もこの筋肉痛が治れば余裕と言うのだろう。

人生はそんなもんなんだろう。どれだけ壁にぶつかっても越えられないものはない。知識や経験、慣れ、そして諦めない気持ちがあればできないことはないのだろうと強く感じた。

今は過去一の全身筋肉痛。横になりこの文章をまとめている。

今後も楽しく気ままにランニングは続けたいし、その他、仕事も趣味も人生全般チャレンジしていきたい。

何者にでもなれる。

2024.6.2 熊本空港マラソン翌日

素敵な機会をありがとうございました。

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