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神社の『祭神』ってなに?

今日も元気に、神社とお寺の良さを伝えようとするワタクシ梨花です。
待ちくたびれたよ~という声が聞こえてくると嬉しいですが、
そろそろ神社やお寺を紹介するにあたり、必要そうな単語を抜き出して記事を書いていこうと思います。よろしくね!

御祭神とは、そこで祀っている神や魂たちのこと

神社でお祀りするのは神様がメインなのですが、
場所によっては神様ではなく、皇族や武士、自然霊(精霊的な)もの、
なんと病気まで祀っているところもあるんですよ。

祀るのは一柱ではない

神様の場合は一人、二人ではなく『柱』と数えます。
そして神社にもよるのですが、御祭神は一柱だけではありません。
様々な事情(周辺神社の移動など)も兼ねて、複数お祀りしている場所もあるのです。

その場合、一番中心になる(メイン)神様を主祭神しゅさいじんといいまして、代表的に扱います。他の神様の祭り方も様々です。

1.社殿(本殿や拝殿など)に二人以上一緒に祀られている……相殿あいどの
 主祭神と縁故関係の深い神様などがご一緒に祀られている場合、配祀はいしともいいます。

2.境内の小さなお社に祀られている……摂社せっしゃ末社まっしゃ
摂社は、主祭神と関係が深い方々を祀っておりますが、
末社になると主祭神とは関係が薄かったりします。
あんまり上下を置くのも失礼ではありますが、
格としては主祭神>相殿・配祀>摂社>末社 と、お考えください。
このほか境内外の社のこともあるのですが、またこれは後日ゆっくり。

なんか単語いっぱい出てきましたけど、大丈夫、大丈夫ですよ。怖くない。
例を挙げてみましょうか。

明治神宮の場合
御祭神……明治天皇、昭憲皇太后
こちらは合祀されております。
お名前の通り、天皇家の方が祀られております。
両陛下はあんパンお好きなのですって。かわいい……いえ、素敵わね。

氷川神社(埼玉県の一の宮)の場合
御祭神……須佐之男命すさのおのみこと稲田姫命いなだひめのみこと大己貴命おおなむちのみこと

こちらのお三方が主となる御祭神であり、どなたが一番というわけではないようです。

スサノオの奥様(本妻)がクシナダさまなのですが、
結構神社や元となる古典書(古事記や日本書紀)によってはこの辺の漢字表記がばらばらで、たまに難しく書かれているものもあります。
おおなむちとは日本一別名が多い神様、大国主さまのこと。
スサノオの娘と婚姻するので、関係性としては充分あるのです。

こちらの摂社(長いから手短に紹介)に、
門客人神社、宗像神社、天津神社がありまして、
順番にクシナダ姫の両親、スサノオの娘(厳密には違うけど)達、オオクニヌシの相棒 的な方々が祀られています。

と、大きな神社になってくると、摂末社が多くなって巡るところも多くなりますね。

ご挨拶の順番も、最初に拝殿で主祭神様方にご挨拶なさってから、が良いと思います。

簡単にではありますが、今日は御祭神についてお話し致しました。
なるほどね~と、少しギモンが解けたら嬉しいな!

それでは、良き神社ライフを!



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