【発達の最近接領域】"辛い"を"幸せ"に変えるには?
息子が学童からもらってきた漢字クイズが奥深かった。
【問題】
辛いという字と、幸せという字、よく似ているけれど、辛いを幸せに変えるにはどうしたら良いか?
答えは、
↓
↓
どちらも似た漢字だけど、辛いという字の上の方に「一」を加き足すと幸せという字になる。人生も同じように、辛いときに、「一」歩前に、踏み出すと、幸せになる。
とのことだった。確かに言い得て妙だな、と。
辛いな、と感じたら、自分だけで悩まず、誰かと「一」緒に、解決できないかな?と考えて、「一」歩前に踏み出すこと。それが幸せへの近道。_φ(・_・ メモメモです。
✳︎
似た考え方に、心理学では、ヴィゴツキーという学者さんが提唱する「発達の最近接領域(zone of proximal development)」というセオリーがある。
勉強でも、運動でも、「自分だけでできること」と「自分だけではできないこと」の間に、「誰かに助けてもらうとできること」という領域があって、親や先生、コーチがそばで上手いこと導いてあげると、大きく成長できるというもの。
自分がすでに理解している問題を20問を解くよりも、誰かと一緒に難しい問題を1問解く方が、成長するのだそうな。
子どもの今の姿ではなく、躓きを乗り越えて成長するちょっと先の未来の姿に注目して支援していく大人の関わりは、「一」を加えるだけで辛いを幸せに変えるのとおんなじくらい、重要でミラクルの力を持つんだよね。
さらに。おんなじように。外からの支援の重要性は
SDGs(持続可能な開発目標)の17番目、『パートナーシップで目標を達成しよう』にも通じる考え方だな、と思う。
途上国だけ、一国だけ、一人だけでは難しそうな課題や目標も、力を合わせて解決していこう、という呼びかけと、根底にある考え方は一緒だよね。
結論。
大人でも、子どもでも。
辛かったら、一人で悩まず、誰かと一緒に、一歩踏み出すことを考えよう。
困りごとを抱えていたり、躓いている人がいたら、その人の今できないことに注目するのではなく、ちょっと先の、よりよいあり方をイメージして、言葉がけや支援をしてみよう。
一歩先には、きっと幸せな未来が待ってるはずだから☺️
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